東京五輪音頭2020とは
東京五輪音頭とは
まず東京五輪音頭という楽曲についてご説明しましょう。
こちらは過去のオリンピックを題材に、三波春夫さんが歌う楽曲として一世を風靡しました。
その後皆さんもご存知の通り、2020年に東京でオリンピックの開催が決定。
50年以上も前に発表された作品にもかかわらず、本曲がもう一度注目を集めます。
本曲の2020年度バージョン、これが今回ご紹介する楽曲「東京五輪音頭2020」というわけです。
こちらは原曲を尊重しつつも、曲調や歌詞を現代風にアレンジして作られています。
日本らしさは残っているのに決して古臭くない…。
そんな不思議な楽曲の魅力はこれ以降でご説明することにしましょう。
誰が歌っている?
では2020年度版の東京五輪音頭を歌っているのは一体誰でしょうか。
前者2名は演歌界の大御所。演歌をよく知らない世代でも必ず耳にしたことのある人物です。
そこで意外性のある人物といえば最後の1人、竹原ピストルさんでしょう。
彼は力強い歌声でファンを魅了するシンガーソングライター。
演歌とはあまりゆかりのないように感じますが、何故彼が選出されたのでしょうか。
それはオリンピックというイベントのスタンスが関係しています。
本大会は世界的な祭典の1つで、日本全体を挙げて取り組む行事です。
込められているのは全ての世代に愛される楽曲でありたい、という思い。
そこで年を重ねた世代と若い世代、両方に人気のある彼が選ばれたと考えることができます。
リリースについて
CD
現在CDなどの媒体におけるリリースは発表されていません。
今後発売される可能性がありますので、最新情報は公式HPをご確認下さい。
しかしかつての作品、三波春夫さんが歌った東京五輪音頭は絶賛販売中。
他にも別のアーティストがカバーした作品も展開されています。
もちろん2020年度版とバージョンは異なりますが、楽曲の雰囲気は掴んで頂けるでしょう。
なお地域によってはCDやDVD貸し出しを行っている場合もあるようです。
一般消費者向けというよりは、団体向けにレンタルを実施している自治体がほとんど。
地域の盆踊りなどこれから開催を検討されている方は、是非申請してみてはいかがでしょうか。
楽譜
CDとは裏腹に楽譜のリリースは非常に充実しています。
ここで注目したいのは吹奏楽用の楽譜です。
オリンピックは日本のみならず世界的に注目されている一大イベント。
開催期間中は全国で白熱した戦いが予想されます。そこで重要になるのが応援です。
吹奏楽の楽譜を販売することで、応援の1つの形を提案しています。
またテーマソングを普及するのに一役買っていると考えることもできるでしょう。
その他にも日本らしい楽器、琴を演奏するための楽譜も展開されています。
楽器の演奏が好きなあなた。是非インターネットで検索してみて下さい。
皆で踊ろう!踊り方をご紹介
パターンは何種類?
東京五輪音頭2020には全部で3種類の振り付けがあります。
それぞれのタイトルは「ゆうゆう踊ろう」「キビキビ踊ろう」「車いすバージョン」です。
どれも浴衣を着て盆踊りを楽しむ時のような、そんなテイストに仕上がっています。
では製作者は何故3つもパターンを用意したのでしょうか。その理由は人間の多様性。
性別や年齢を問わず、どんな条件の方でも楽しめるように考えられた工夫の1つです。
これはオリンピックのテーマに基づいた考え方といえます。
特に「車いすバージョン」にはその特色が顕著に表れているといえるでしょう。
共通の振り付け
まずは3パターンに共通する振り付けからみていきましょう。
最初に注目したいのは冒頭の三拍子。打つ場所は自分で自由に決めることができます。
次に登場するのは手を使って2020と描く振り付けです。
皆さんお気付きの通り、こちらは東京五輪の開催年度を表しています。
現代を感じさせる特徴的な踊りです。
さらに印象的なのは顔の横で行うピース。古典的な踊りではまず見ない近代的な振り付けです。
オリンピックは平和の元に行われる祭典である、ということを表現した踊りといえるでしょう。
上記のように、東京五輪音頭2020の振り付けには様々なメッセージが込められています。