「KAWAII」の出発点「原宿」
日本の「KAWAII」文化の要となる街、「原宿」。
2016年、そんなKAWAIIの街から7人組のアイドルが登場しました。
その名も「天晴れ!原宿」です。
彼女たちは2019年にメジャーデビューしたばかりのグループです。
平均年齢18歳と、比較的若い世代の少女たちのアイドルグループとなっています。
そんな彼女たちからメジャーデビュー後、初めてのシングルが発売されました。
それが、今回紹介させていただく「アッパライナ」です。
可愛らしい少女たちが歌って踊るアイドルグループとなっているのですが…。
なんと、今回の楽曲のMVではヘドバンシーンがあるという噂なのだとか。
果たして、可愛らしい彼女たちがヘドバンとはどのようなMVなのでしょうか?
謎多きMVを徹底的に読み解いていきます。
注目するポイントが盛りだくさん!
背景の色味は〇〇?!
まずは、少し「夢可愛い」ぽい背景に注目です。
皆さんは、原宿と聞くとどんなカラーを思い浮かべるでしょうか?
いつだったか、大変なブームを巻き起こした「夢可愛い」ではピンクや紫が印象的です。
原宿といえば、「カラフル」が原宿らしいのではないでしょうか。
とにかく派手で、何色も身にまとっているのが原宿のファッションであるイメージです。
そんな原宿をイメージしたカラーが、MVのライトに使われているように見えます。
原色の光が飛び交っていて、かなり眩しい印象です。
ではこの背景の光は一体どのようにして選ばれたカラーなのでしょうか。
このカラーは、メンバーのそれぞれのメンバーカラーではないでしょうか?
- 朝比奈れい(れいちむ)→赤
- 成実みく(みくちゅ)→桃
- 藤宮めい(めいぽむ)→白
- 永堀ゆめ(ゆめめ)→ミントグリーン
- 永瀬れあ(れあたん)→黄
- 工藤のか(のかのか)→紫
- 藍井すず(すずぽん)→青
これらのカラーがシーンごとに使われているのでしょう。
メンバーのメイクや髪型にも注目!
ここで、ファンションの聖地である原宿アイドルのメイクにも注目してみましょう。
メンバーのメイクで最も注目したいのが、「赤リップ」です。
普通のOLさんたちは、おそらく真っ赤なリップなどは休日くらいしか塗らないのではないでしょうか?
しかし、原宿から生まれた彼女たちはメンバーのほとんどが赤リップなのです。
日本のアイドルは比較的、ナチュラルメイクであることが多いと感じませんか?
その中で彼女たちは少し個性的なメイクであるといえます。
赤リップといっても、真っ赤なリップというよりはボルドーに近いです。
アイドルとして珍しく濃い色のリップを使用しています。
原宿生まれのアイドルならではの個性です。
アイドルらしいナチュラルメイクにとらわれず、独自のメイクを貫いていきます。
それでこそ「原宿生まれ」です。
これまでの万人受けするアイドルとは一味違ったアイドルといえます。
噂のヘドバンシーン
歌詞と振り付け
アッパライナ 天に踊れ!!
ベロ出してアンサー 宴に嗤え!!
チートもニートも関係ねえわ
あっちもあっちで真剣勝負
さぁ生き残ってこうぜ!!
出典: アッパライナ/ 作詞:NOBE 作曲:堀江晶太
ここからは、振り付けと歌詞を見ていきましょう。
上に抜き出したのが、この曲のサビの歌詞となります。
その部分の振り付けをよく注目して見てみると、なんと少しヘドバンをしているのです!
これには驚くアイドルファンも多いのではないでしょうか。
他のアイドルで、ヘドバンをするアイドルは多くはありません。
その中でも、彼女たちはヘドバンをしているのです。
アイドルでヘドバンとはかなり思い切った振り付けかと思いますが…。
しかし、独自の文化を築き上げていく「天晴れ!原宿」では、何てことないのでしょう。
アイドルらしくないといえばそうかもしれません。
逆に、こうは考えられませんか?
「ダンスも個性的」、と。
ヘドバンもまた、彼女たちの個性といえるでしょう。
しかし、これだけを見ると彼女たちのヘドバンは少し弱いような…?
実はここではまだまだ本気のヘドバンではないのです。
振り付けから憶測する
上の歌詞から憶測していきます。
「アッパライナ」とは「天晴れ!」がかけられているのではないでしょうか。
では、「アッパライナ」とは何なのでしょうか。
実は、「Upper,Light up」をネイティブ発音すると、「アッパライナ」になるのです。
「燃え上がれ!かっこいい!」などという意味から「天晴れ」を連想しました。
「アッパライナ」の意味を理解したところで、振り付けにも注目します。
「アッパライナ」の部分の振り付けは何と、歌舞伎のような振り付けとなっているのです。
手を上に振り上げて、片足でステップを刻む姿は歌舞伎そのもの。
「天晴れ」にぴったりな振り付けではないでしょうか。
頑張る人を応援しているかのような振り付けにも見えますね。
その時に合わせて少しヘドバンをしているのも魅力的です。