10位 ずっと
『ずっと』について
2011年11月にリリースされた29枚目のシングル。
テレビドラマ『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』の主題歌に起用されました。
曲が始まってすぐに、タイトルである【ずっと】という歌詞が登場します。
楽曲の中で1番伝えたい「永遠」という意味が込められているのだと感じられるでしょう。
歌詞

あなたに出逢えた事があたしの終わり ゆっくり息をする 胸の上耳を置いて
生きてる限り何度も触れて知るの あなたのあたたかい味 永遠に
出典: ずっと/作詞:AIKO 作曲:AIKO
最愛のひとへ送る、果てのない愛を歌うこの歌詞。
最愛との出会いを「おわり」と、最愛のひとが生きている感覚を「あたたかい味」と表現するaiko節全開の歌詞に胸を打たれるナンバーです。
この歌詞場面は「終わり」と「永遠」という、反対に思える言葉があります。
しかし【ずっと】の楽曲内では、無くてはならないワードなのだということがわかるでしょう。
理由は、ぞれぞれのワードの前後を読み取るとわかります。
これ以上のものに巡り会うことはないのだと「終わり」に繋がっているのです。
そしてあなたをずっと愛しているというその「愛」が「永遠」に続くと表現されているのでしょう。
9位 横顔
『横顔』について
2013年8月にリリースされた22枚目の両A面シングル。
対となる1曲は「星のない世界」です。
彼女が主演する、カフェで歌詞を綴る横顔にきゅんとなるMVにも注目です。
この楽曲はテレビドラマ「ホタルノヒカリ」の主題歌として起用されました。
aiko特有のポップな曲調が印象的な楽曲です。
しかし歌詞には、誰もが思うような切ない描写が登場。
その中でも注目したい歌詞をご紹介いたします。
歌詞

出会えたこと 話をしたこと 次は触れたいといつからか願っていた
起こされた想いは止まらないから躓いても 胸は風を切って 横顔に恋をした
あたしはとても切ない あなたをとても愛しい
出典: 横顔/作詞:AIKO 作曲:AIKO
知らず知らずのうちに膨らむ恋心。
いつのまにか「触れたい」と願っていた、そんな歌詞が切ないラブソングです。
また、歌詞の中にもタイトルにも登場する「横顔」が、ちっともこちらを向いてくれない圧倒的な片想いを感じさせて、なおのこときゅんとしちゃいますよね。
深く読み込むことで、より強くその思いに共感ができるでしょう。
好きなのに、この思いを伝えられないというようなもどかしさが感じられます。
想像するだけで苦しくなるような、辛い乙女心を読み取ることができる楽曲です。
8位 カブトムシ
『カブトムシ』について
冬にリリースされたのに「カブトムシ」だし、ラブソングのタイトルなのに「虫」だし、異例尽くしの、ですがだからこそ印象に強く残る1曲です。
サザンオールスターズの桑田佳祐がカバーした数少ない女性局のうちの1曲としても有名です。
aikoといえばこの楽曲が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
それくらい有名な楽曲であり、発売から月日が経っても愛されている名曲です。
タイトルが【カブトムシ】なのにもかかわらず、冬にリリースされた理由はaiko自身の勘違いだというエピソードも。
お茶目な印象が相まって、よりかわいらしさを感じられる楽曲です。