マイクには指向特性があります。


これはマイクの音声を収音する範囲の角度のことを指します。


指向特性が高くなるほど、収音範囲が狭くなります。


マイクの使い方や用途に大きな影響を及ぼす特性となります。

無指向性

全指向性とも言われたりします。


指向性がなく、全ての角度から均等に収音します。


全方向から複数の音声をしっかりと収音できるという長所と同時に、フィードバック現象を起こしやすいという短所を併せ持ちます。

単一指向性

特定の方向に対して感度が高いのが特徴です。


音声源に近づくほどに低音域が強調され、離れるほどに低音域が減衰します。


無指向性のマイクよりもフィードバック現象を起こしにくいです。


単一指向性のなかでも、いくつかの種類分けがなされいます。


サブカーディオイド・カーディオイド・スーパーカーディオイド・ハイパーカーディオイド・ウルトラカーディオイドと順に指向特性が高く鋭くなります。


そのなかでも最も一般的なのがカーディオイドで、正面の音声に対して感度が高く、背面からの音声に対して感度が低くなります。


指向特性が高いほどマイク位置の重要度が高くなります。


単一指向性マイクはボーカルや楽器などのレコーディングに多く使用されます。

双指向性

正面と背面の2方向からの感度が高くなります。


側面のからの音に対しては感度が低くなります。

スペックシートを活用しよう!

コンデンサーマイクに限らず、スペックシートを活用することで機器の特徴を知ることができます。


例えば、周波数特性図を読み取ることでマイクの音質傾向がある程度わかりますので参考にするこることができます。


製品比較の参考に、ぜひ活用してみてください。

DTMや宅録・歌い手におすすめ定番コンデンサーマイク10選

ここからはエントリーモデルを含め、宅録で多く使われているコンデンサーマイクをご紹介いたします。

知らない人はいない!?歌い手の定番のマイクといったらコレ!

RODE / NT1-A


宅録初心者の定番と言えるRODEのNT1-Aはポップガード付きショックマウントやマイクケーブルなどが付属されいます。


導入しやすいマイクだけに、中高音域あたりから高音域にかけて強調されいるクセをどう扱うかがポイントになります。

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こちらも人気!綺麗にフラットな音で録音できるコンデンサーマイク

audio technica / AT2050


「素直な音」という印象から、初めてのコンデンサーマイクにAT20シリーズを選ぶ方は多いのではないでしょうか。


他にAT2020・AT2035とありますが、こちらのAT2050のみ構造方式が異なるのと、指向特性の切替ができます。


用途により、単一指向性(カーディオイド)/ 双指向性 / 無指向性の使い分けが1本のマイクで可能になります。