「ハルジオン」ってどんな曲?

原作小説がある

小説を音楽で表現することに定評のあるYOASOBI

彼らの三作品目である「ハルジオン」も、小説をもとにして作られた楽曲です。

YOASOBI初のプロの小説家とのコラボレーション楽曲であり、橋爪駿輝の小説『それでも、ハッピーエンド』を原作として作詞作曲された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハルジオン_(YOASOBIの曲)

橋爪駿輝の「それでも、ハッピーエンド」では、恋を失った女性の心境が繊細に描かれていました。

原作小説の文章を使ったティザー映像も公開されているので、あわせてご覧ください。

小説の世界観をより感じることができるでしょう。

また本楽曲は、エナジードリンクとのコラボ企画に書き下ろされたものでもあります。

今作は、ZONe IMMERSIVE SONG PROJECTとのコラボ楽曲である。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハルジオン_(YOASOBIの曲)

企画名からわかる通り「IMMERSIVE」、すなわち「没入」がコンセプトとなっていました。

彼女が「没入」しているものとはなんなのか、原作小説の内容に触れながら歌詞を解説していきます。

タイトルに込められた意味

タイトルにもなっている「ハルジオン」とは花の名前で、花言葉は「追想の愛」です。

追想には、遠い過去を思い出して懐かしむという意味があります。

花の時期は4-6月頃で、ヒメジョオンの6-10月頃よりも早い。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハルジオン

花の咲く時期が後々重要なポイントとなってきます。

元カレへの未練

現実との落差

過ぎてゆく時間の中
あなたを思い出す
物憂げに眺める画面に映った二人
笑っていた

出典: ハルジオン/作詞:Ayase 作曲:Ayase

YouTubeにてMVが公開されていますので、ぜひご覧ください。

では、具体的に歌詞を見ていきましょう。

上記の歌詞は、別れてしまった彼に未練があることを表していました。

昔二人で撮った写真のデータを憂鬱な気分で見返しています。

その中の幸せそうな笑顔は、現在の自分とはまるで真逆でした。

過去と現在の落差により辛さが増しても、ただ彼を思って無為に時間を過ごしています。

別れの理由