Coccoという人

Cocco「強く儚い者たち」を紹介!悲恋が漂う歌詞の意味を解説!の画像

沖縄出身のシンガーソングライターCocco

高校時代はプロのバレエダンサーを目指してオーディションを受ける日々でした。

だけど沖縄から東京のオーディションに参加するにはお金がかかります。

軍資金を手に入れるためにビクターの新人歌手発掘オーディションに出場したのが、歌手としてCoccoが開花するきっかけでした。

賞金100万円を目指して受けたオーディションには受かりませんでしたが、興味を持ったレコード会社の担当者の説得により、歌手として活動することを選びます。

譜面の読めないシンガーソングライター

しかし、Coccoは歌手として大成するためにデビューの道を選んだのではありませんでした。

もともとCoccoにとって歌を歌うことは「感情を吐き出す行為」のようなもの。

頭の中で響くメロディと歌詞を口にしているだけでした。

だから譜面も読めなければ作曲の勉強をしたこともありません。

歌手になったのも「バレエで自分を認めてくれなかった人を見返したい」「歌手でお金を貯めて毎日踊り続けられる劇場を作りたい」という不純なものでした。

Coccoが吐き出すように作った歌たちにCocco自身は愛着を持てませんでした。

しかし、活動を続けていくうちにCoccoの心に変化が生まれ始めるのです。

歌うことが好きになり、活動休止の道を選ぶ

だんだんと歌を歌うことが好きになってきたCocco。

そうなってくると不純な動機から歌手として活動し始めたこと、本当に歌いたい歌ではなくリリースに関係した歌を歌わないといけない矛盾から歌うことが苦しい行為に変わってしまいました。

そして、歌を歌うことを辞めてしまうのです。

「強く儚い者たち」

Coccoはただ感情を吐き出すつもりで作った歌。

だけどその歌は多くの人に衝撃を与えます。

筆者も初めてこの曲を聴いた時に、Coccoの声、歌い方、歌詞、すべてに強い印象を受けたのを20年経った今でも覚えています。

とある港での物語

愛する人を守るため
大切なもの築くため
海へ出たのね
嵐の中で戦って
突風の中生きのびて
ここへ来たのね

出典: https://www.uta-net.com/song/10205/

恋人を生まれた島へ残し、旅の途中で遭難したある男性がこの物語の主人公。

運よく流れついた場所がこの曲の舞台。

愛するお姫様の事を心の拠り所にし、命を懸けた旅を続けてきた男性は、一人の女性に助けられます。

誘惑と、揺れる心

この港でゆっくりと休んでいきなさい。

その「親切心」をありがたく思った男性は少しずつ女性によって変わっていくのです。

人は弱いものよ
とても弱い者よ

出典: https://www.uta-net.com/song/10205/

これは誰のことを指すのでしょう。

あなたは弱い人なのよ、と誘導されているかのようなセリフ。

そうして”誘惑”が始まるのです。