蒼井翔太について
歌手として
今や“歌える役者”としてのイメージが強い彼ですが、芸能活動自体は歌のほうが先でした。
2006年にSHOWTA.としてメジャーデビュー。シングルを6枚リリースしています。
その後紆余曲折を経て、2010年とり蒼井翔太として活動を再開。
これまで9枚のシングルと今回ご紹介する『Ø(ゼロ)』を含む2枚のアルバムをリリースしています。
どこどなくミステリアスで色っぽいのはこうした歴史があるからかもしれません。
声優、役者として
蒼井翔太として活動するようになって以来、役者としてアニメや舞台などに積極的に出演するようになりました。
たとえば、超大人気の乙女系コンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』。
歌唱レベルが(ひとりの個性派を除いて)高い声優を起用したことでも有名です。
このシリーズで蒼井翔太は先輩キャラクター美風藍役を担当しています。
女児向けアーケードゲーム『プリティーリズム』を原作とするアニメのスピンオフ作品『KING OF PRISM』。
“キンプリ”と略されるこちらのシリーズでは中性的な色気を持った如月ルヰを好演していました。
(以下のキービジュアルでは背中合わせで座ってる右の白っぽい少年)
また、2016年の舞台『スマイルマーメイド』では人魚の娘マリナ役を演じ、賛否両論の声があがりました。
筆者は彼が出演していた朗読劇を拝見したことがあります。
力強くて、繊細で、色っぽい。男と女、両方の魅力を持っている役者さんだと感じました。
『スマイルマーメイド』について蒼井翔太は「今の自分にしか表現できないもの」と答えています。
表現には賛否はつきものですから、そこに正解も間違いもありません。
しかし、彼の言葉に偽りはなく、力強くて、繊細で、色っぽい彼にしかできないものだったと思います。
アートワークにも注目の2ndアルバム『Ø(ゼロ)』
キャラソンやイベントなどで歌声をする機会はあっても、ファンはやはりオリジナルが聴きたいもの。
2015年『UNLIMITED』以来の新作アルバム『Ø(ゼロ)』は2年半待ったファンの期待を背負っていました。
コンセプトはØ(ゼロ)を起点に蒼井翔太のいろんな魅力を見せること。
アートワークにも力が入っています。
ジャケット写真の無機質なコスチュームの蒼井翔太はアンドロドイドのようです。
気になる撮影の様子は『Ø(ゼロ)』のメイキング映像で紹介されています。
(1:33頃から)
リード曲『零』について
タイトル曲『零(ゼロ)』は和のテイストをふんだんに盛り込んだハードなロックナンバーです。
陰陽座の狩姦、IKUO、元ヒステリックブルーの楠瀬タクヤといった豪華な面々がレコーディングに参加しています。