落ち着かない恋心

恋をしてるのさ(君に)
惚れた腫れたのさ(ホの字)
ヤケドしそうだ(そうだぜ)
触れたらアチチなんだぜ(なんだぜ)
まるで心はがむしゃら万次郎(ジョン!)
伝えられない 情けない
右へ左へ てんてこマインド!

出典: 恋はホップステップジャンプ/作詞:宮野真守 作曲:宮野真守

この曲は、好きな人に恋をしている気持ちを歌っています。

恋をしている様子をたとえる文言が次々と登場。

万次郎は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍したジョン万次郎のこと。

アメリカ合衆国の文化を日本に伝えるなど、二国の間で活躍をしていた方です。

まさに右へ左へてんてこマインドしていたのではないでしょうか。

ジョン万次郎のアメリカ合衆国と日本の間を行ったり来たりしていた様子と、恋する気持ちを重ね合わせています。

恋をし、相手に自分の気持ちを伝えたいけれど、勇気がなくできない。

そんな自分に情けなくなりながらも、やっぱり頑張ろうと思うその繰り返し。

相手の言動にも一喜一憂する、そんな落ち着かない恋心を表現しています。

恋のときめき

KOIはホップステップジャンプ(ホップステップジャンプ)
ときめき止まらない(non non non no non)

出典: 恋はホップステップジャンプ/作詞:宮野真守 作曲:宮野真守

恋をKOIと表記することで、ホップステップジャンプの軽快なニュアンスにプラスの要素を与えています。

まるで恋は楽しむものといった意味も込められているよう。

ホップステップジャンプは新しく取り組むことに対して、少しずつ段階を踏んでいくことを表現した言葉。

恋を成就させるには、焦らず、できることから段階を踏んでいくことが大切と伝えているのでしょう。

恋をすると相手のことで頭がいっぱいになります。

まさにときめきが止まらず、どんどん膨らんでいくでしょう。

恋をとても楽しんでいるような雰囲気が伝わってきます。

ハイテンションな恋心

友達という高いハードル
今すぐ(ヘイ!)
飛び越え(ヘイ!)
君のもとへ

君が気になるよ(君が)
I think so 気になるよ(あいてぃんくそー)
何をしてるのさ?(何を?)
今何をしているのさ?(何が?)

出典: 恋はホップステップジャンプ/作詞:宮野真守 作曲:宮野真守

まだ友達関係でしかない好きな相手。

離れていても、今何をしているのか気になって仕方がない様子。

今すぐ恋人関係になりたいという気持ちが伝わってきます。

万次郎と紋次郎

まるでこの世は しゃかりき紋次郎(木枯らし)
離れたくない 離さない たった一人の
oh my sweet sweet baby

出典: 恋はホップステップジャンプ/作詞:宮野真守 作曲:宮野真守

紋次郎は木枯らし紋次郎のことで、小説やテレビドラマとして人気を博した人物。

決め台詞に「あっしには関わりのないことでござんす」があります。

ここの歌詞では、世の中はみんな周りに無関心で、他人事のように過ごしているという意味に。

しかしそんな世の中で、自分は興味関心ある好きな人を見つけたということを強調したいのでしょう。

先の歌詞にあった「万次郎」と韻を踏むような言葉選びをしているのも宮野真守さんのセンスが光る部分です。

恋愛を超えて人生もホップステップジャンプ

人生という永い旅路へ
これから(ヘイ!)
二人で(ヘイ!)
助走をつけて
ホップステップジャンプ!

出典: 恋はホップステップジャンプ/作詞:宮野真守 作曲:宮野真守

ここの歌詞では、好きな人とこれからの人生を共に歩んでいきたいという思いが込められています。

恋愛成就までホップステップジャンプ。

恋が実った後は、人生を共にホップステップジャンプ。

常に勢いがあってとても楽しそうな印象です。

これは曲全体にいえること。

1980年代の新人アイドルをイメージした雅マモルのキャラそのままを曲に。

宮野真守さんのギャグセンスが光る一曲です。