俳優兼声優・宮野真守

劇団ひまわり所属

お兄様の影響もあり、小学校入学と同じ頃に〈劇団ひまわり〉に入団した宮野真守

しかし練習嫌いだったようで、あまり積極的にレッスンに通わなかったのだとか。

それでも早くも小学1年生にしてCMに出演を果たしていますから、もともと秘めた能力があったのでしょうね。

その後、小学5年生の時に初めての大舞台を踏み、高い評価を受けました。

これが宮野真守が役者となる人生における、最初の大きな転機となるのです。

実はかの名作「3年B組金八先生」にも生徒役で出演したことがあるんだとか!?

あと20〜30年くらい経った頃に、「大人気大御所声優の若かりし頃は?!」みたいなバラエティ番組で取り上げられたり……したらいいですね(笑)。

「テンペスト」(宮野真守)の由来は嵐が巻き起こる「うたプリ」第4期?!歌詞の意味を徹底解釈!MVありの画像

俳優→声優

声優デビューは、高校3年生の頃に出演した海外ドラマの吹き替えでした。

それが高評価を得たのか、将来性を見出されたのか、その後多くの声優の仕事が入るようになります。

その名を世の中に轟かせたのはやはり、誰もが知るあの名作・アニメ『DEATH NOTE』の夜神月(やがみ・らいと)役に抜擢されたことがきっかけでしょう。

思えばもうそれは、2006年の出来事です。

宮野真守はこの作品で、声優に与えられるいくつかの大きな賞も受賞しています。

テレビアニメ、ゲーム、劇場版アニメ、海外映画の吹替、ナレーションなどの垣根を超えて、実に多くの作品に出演し、しかも大半がメインキャラクターという売れっ子ぶりは今でも健在。

2007年には、伝統的アニメシリーズである『機動戦士ガンダム00』に、刹那・F・セイエイ役で主演し、16歳から21歳までの主人公を演じています。

歌う声優・宮野真守

殺人鬼からアイドルへ

2011年からは、ゲームからアニメに発展した作品『うたの☆プリンスさまっ♪』に、メインキャラクターの7人組アイドル〈ST☆RISH(スターリッシュ)〉の1人、一ノ瀬トキヤとして出演しています。

「テンペスト」(宮野真守)の由来は嵐が巻き起こる「うたプリ」第4期?!歌詞の意味を徹底解釈!MVありの画像

この作品は主に女性に大人気で、有り体に言えば、イケメン王子様系アイドルが、育成所時代から切磋琢磨し合い、やがてひとつのグループとして活動するようになるというサクセスストーリー。

アイドルの卵たちが本物のアイドルになり、挫折を乗り越えて大きく羽ばたくまでを、友情、トラウマ、しがらみ、その他もろもろの大きなテーマを交えて描かれています。

ゲーム版本編では、主人公(プレイヤー)が各アイドルを攻略する〈女性向け恋愛アドベンチャーゲーム〉ですが、アニメでは「アイドルは恋愛禁止」ということで、女性ファンに優しい仕様になっています。

まぁ、全員が主人公である七海春歌(ななみ・はるか)のことが好きなのは大バレなんですけどね(笑)。

彼女はST☆RISHにとって大事な作曲家でもあるため、メンバーは自分の気持ちを抑えながらも春歌を見つめ、挫けそうな春歌を励ましたり、逆につまずいて悩んだ時には励まされたりもします。

その七海春歌が結構可愛くて、性格は素直で純粋、謙虚なのにポジティブ思考を失わず、折れない心を持っているのです。

なおかつ天然を超えるレベルのおとぼけさんであることもあり、女性ファンからも多く支持される珍しいタイプでもあります。

だからこそ、作品全体が長く愛されているのでしょう。

『うたの☆プリンスさまっ♪』は現在のところは4期まで公開されていて、2019年春には劇場版アニメの上映も予定されています。

アニメのタイトルは1期から順に『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%』、『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%』と続きます。

さらに3期からは『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ』の後に『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター』へ進化。

「テンペスト」(宮野真守)の由来は嵐が巻き起こる「うたプリ」第4期?!歌詞の意味を徹底解釈!MVありの画像

今回紹介する、宮野真守の歌う「テンペスト」は、この4期である『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ』の主題歌になりました。

ちなみに、それ以前の3作品でもすべて彼が主題歌を歌っていますが、こちらはあくまで「歌手・宮野真守」としてであり、「ST☆RISHの一ノ瀬トキヤ」ではありません。

ではひとまず、ショートヴァージョンですが、本人登場のMVをどうぞ。

宮野真守「テンペスト」MUSIC VIDEO(Short Ver.)

歌手・宮野真守

宮野真守が歌手として音楽活動を開始したのは2007年からでした。

それ以前にも、出演したアニメのキャラクターソングを歌ってはいましたが、個人名義で最初に発売されたシングル曲は、テレビアニメ『鋼鉄三国志』のED曲の「久遠」です。

こちらはKONAMIから発売されていて、その翌年にキングレコードから正式なメジャーデビューを果たすことになりました。

「テンペスト」は宮野真守にとって15枚目のシングルとして、2016年10月にリリースされていますが、この時に16枚目に当たるシングル曲との同時発売もしています。

初めて劇場版アニメとのタイアップを果たした「The Birth」で、『亜人 -衝戟-』の主題歌として使用されました。

シェイクスピア?嵐?

激動の展開に相応しい

「テンペスト」は日本語では「」という意味で、見たり読んだりしたことはなくても名前だけは知っているであろう、有名な劇作家のウィリアム・シェイクスピアが書いた戯曲のタイトルでもあります。

特に内容にかぶる部分があるわけではありませんが、毎回大きなミッションを課されてそれに挑む姿が描かれていくこれまでのシリーズに比べると、やや異彩を放つような荒っぽい展開もありました。

1期は早乙女学園というアイドルの育成学校で出会い、ぶつかり合いながらも6人のグループとしてやっていくことになるまでの導入のようなもの。

2期では、先輩の4人組アイドルグループ〈QUARTET NIGHT(カルテットナイト)〉が、アイドルとしてデビューしたST☆RISH の教育係となり、7人目のメンバーを迎えて「幻の新人賞レース」に挑むお話。

3期は「2000%を超えたアイドルたちがさらなる高みを目指して」と位置付けられたためか、タイトル表記が変わり、グループ内でクロスユニットを組まされて、またしても新たな難関に立ち向かいます。

QUARTET NIGHTにも楽曲を提供することになった春歌によって、先輩たちの意外な面があらわにもなりました。

しかし、この第3期の最終話では、以降に続くとしか考えられないの予感をにおわせています。

そして3期から1年半後に放送された4期では、ぽっと出の当て馬キャラと思われていた〈HE★VENS(ヘヴンズ)〉というライバル事務所のアイドルとの絡みがメイン。

2期に少し出ただけなのに、ファンには意外に人気のあるHE★VENSですが、最初はものすごーく性格が悪く、アクの強いメンバーの集まりのような、完全な敵キャラとして描かれます。

しかし、それでもST☆RISHのメンバーたちと強制的に組まされて、徐々に変わっていくのも見どころのひとつ。

シリーズすべての各話において、笑いを混ぜ込んだシリアス要素で飽きさせる部分はなく、毎話1人ずつにフォーカスした内容となっているため、心理描写も深いです。

そのせいか、余計に胸が締め付けられるんですよね。

推しメンでなくても一層好きになりますし、推し担が変わる人もしばしば。

でもやっぱり7人揃ったST☆RISHが一番輝いていて良いです!

アニメ化するにあたって、ゲームとは変更された設定やエピソードもありますが、世界観を壊すことなくキレイに描かれています。

「テンペスト」(宮野真守)の由来は嵐が巻き起こる「うたプリ」第4期?!歌詞の意味を徹底解釈!MVありの画像