大ヒット曲「学園天国」
1970年代に活躍した、昭和を代表するアイドルグループ「フィンガー5」。
フィンガー5の5枚目のシングルとなったのが1974年にリリースされた「学園天国」です。
とてもノリの良いアップテンポなこの曲は105万枚の売り上げとなりました。
また2枚目のシングル「個人授業」、4枚目のシングル「恋のダイヤル6700」なども150万枚前後売り上げるなど。
学園を題材にした楽曲を次々とヒットさせています。
フィンガー5は、70年代には欠かせないアイドルグループといっても過言ではありません。
多くのアーティストがカバーしている
最初にカバーしたのは
今回紹介する「学園天国」は多くのアーティストにカバーされ、長きに渡り受け継がれてきました。
「学園天国」を最初にカバーしたのは小泉今日子さんです。
アーティスト、女優として活躍している小泉今日子さん。
1988年にリリースしたカバーアルバム「ナツメロ」に「学園天国」が収録されています。
その翌年に「学園天国」をシングルカットしリリースしました。
小泉今日子さんが歌う「学園天国」は当時話題となったテレビドラマ「愛しあってるかい」の主題歌に起用されています。
「愛しあってるかい」は学園もののラブコメディ。
主題歌となった「学園天国」はそのドラマに相応しい楽曲といえます。
主演は高校教師演じる陣内孝則さん、そして同じく高校教師であるヒロインを小泉今日子さんが演じています。
その他柳葉敏郎さん、和久井映見さんなど、2019年現在も活躍されている女優、俳優陣が多く出演しています。
そして「学園天国」は小泉今日子さんだけでなく、FLOWやMAXなど多くのアーティストがカバーしています。
「学園天国」はまさに昭和が生んだ歴史ある名曲といっても過言ではありません。
インパクトのあるイントロ
アップテンポなこの曲は「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ!」という掛け合いから始まります。
昭和っぽいメロディですが、かなりインパクトのあるイントロです。
これはコンサートなどの際はファンとの掛け合いになり、かなり盛り上がります!
楽しい学園生活にするために、必ず手に入れたいものとは?
女神さまは微笑んてくれるのか…。
それではワクワク、ドキドキする「学園天国」の歌詞の意味を解説していきましょう。
学園生活を左右する席替え
Hey…
あいつもこいつもあの席を
ただ一つねらっているんだよ
このクラスで一番の美人の隣を
出典: 学園天国/作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫
掛け合いからはじまる曲の出だし、そしてAメロ部分です。
何か楽しいことが起こりそうな予感がします。
学校生活において、時代や年代を問わず誰もが経験する席替え。
席替えというのは、なんだかドキドキ、ワクワクする大イベントです。
この大イベントは今後の学校生活を左右するといっても過言ではありません。
思い描いた結果となるのか、それとも思わぬ結果となるのか…。
みんなが期待と不安を抱えドキドキしているのでしょう。
一喜一憂
ああー みんなライバルさ
ああー いのちがけだよ
出典: 学園天国/作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫
男の子みんなのアイドル的存在の女の子。
70年代風にいう「マドンナ」的存在です。
その子の隣の席を誰もが狙っています!
どうやって席を決めるのでしょうか。
先生が決め、発表を待つのか、あるいはくじ引きなどで決めるのでしょうか。
どんな決め方であっても、結果を知った男の子たちが一喜一憂する姿が目に浮かびます。
できることは祈ることだけ
運命の女神さまよ
このぼくにほほえんで
一度だけでも
出典: 学園天国/作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫
さあ、席をGETできるのは誰なのでしょう!
この曲の主人公はGETできるのでしょうか。
自力ではどうすることもできません。
席が決まる瞬間をただ待っている。
そして後は全力で祈るしかないのです。
その願いは届くのか…。
結果は楽しみであり、また同じ分だけ不安にも思うのでしょう。