純粋に彼女のことを想う主人公に、なんだか懐かしいというか愛の本質を考えさせられます。

高価なものをプレゼントするのも喜ぶでしょうが、印象に残るかというと話は別です。

彼が必死に考え大切に育んだものは、彼女の印象に深く残り続けます。

愛を表現するのはお金をかけなくても、アイディア次第で素敵なことができるのですね。

そんな主人公を見習わなければと感じてしまいました。

そして気になるのが今作のこれからの展開です。

歌詞の中盤にさしかかりますが、どうぞ引き続きお楽しみください。

永遠に

この僕とどこまでもいよう 夢の中でも共に過ごそう
二人ならなんだって出来るような気がして
そう この街からどうか君の街への方へ
この花束を届くように もっと愛を込めるよ さぁ

出典: 花束を君だけに〜Brightness standard〜/作詞:KAY-I.三崎優太 作曲:KAY-I.ROVER

主人公の彼は起きている間だけではなく、夢見る間も彼女に愛を伝えたいと考えます。

離れる彼女へ夢の中で、育てている花束と共に愛を届けるのです。

まるでピーター・パンになったような気分で、夜空を思いっきり駆け回ります。

そして彼女が静かに眠るベットに近づき、彼は優しく眠りから目覚めさせるのです。

その花束と愛の言葉を受け取り嬉しそうな彼女の表情に、夢の中でも癒されてしまいます。

なんとも素敵な歌詞の表現で、心がワクワクしてしまうのでした。

これからの2人

種いつか蕾になる 蕾やがて花開く
なんだか僕らを結ぶ愛と似てるような気がする
いつの間にか満開になり 新しい種を運ぶ
その時 僕は永遠の愛を誓う

出典: 花束を君だけに〜Brightness standard〜/作詞:KAY-I.三崎優太 作曲:KAY-I.ROVER

庭の花を育てながら彼は愛と同じ印象を抱きます。

愛も大切に丁寧に世話をしなければ枯れてしまい、花を咲かせる前に消えてしまうでしょう。

大切に水をやり肥料を与え、徐々に成長していくのが愛ではないかと感じるのです。

彼の考える通りであり、愛とは非常にデリケートでまめに面倒をみなければなりません。

主人公の若さでこの核心に気づく点は、2人の愛の花が咲くことを想像させます。

きっと幸せな家庭を築き、笑顔溢れる生活を送ることでしょう。

みつけたこと

壊れかけのバイク飛ばして 今日もこの気持ち届けに行こう
隣におまえいてくれたから こんなに優しくなれました
おまえの好きなとこまた一つ 日々過ぎ去ること新しく
指折り数えたこの手を そっと小さな手が包む

出典: 花束を君だけに〜Brightness standard〜/作詞:KAY-I.三崎優太 作曲:KAY-I.ROVER

夢から目覚めた彼は無性に彼女に会いたくなります。

しかし目覚めた時間は夜中で電車が走っておらず、彼女の家までは距離があり徒歩では厳しい状況。

彼は車を持つ余裕がなく、自宅にあるのは学生時代から愛用するボロボロのバイクだけです。

見た目を気にするよりも彼女に会いたいという気持ちが勝ります。

彼は静かにバイクにまたがり、かかりにくいエンジンをなんとかして彼女の自宅への道を進むのです。

苦労をしながらなんとか彼女の自宅に到着して、楽しい時間を過ごします。

彼女と会えた時間は短かったですが、彼に対する気遣いなどに新たな魅力をみつけるのです。

会いに来て良かったと考えながら、自宅に帰る彼なのでした。

花の成長と恋愛を重ねる

主人公の純粋な愛に向かい合う姿勢が、非常に素晴らしく歌詞に引き込まれます。

人を愛する素晴らしさを本作から感じ、素直な気持ちが1番だと伝わるのです。

大人になると妙な駆け引きや、余計な考えを抱きやすくなります。

このようなことは人を愛することには邪魔なもので、もっと単純で良いのだと気づくのです。

素直に気持ちを表現すること。

これが愛する人に対する1番大切な行為だという気がします。

そしていよいよ本作の終盤に突入です。

最後までどうぞお付き合いください。

大切に

あの時育てはじめた花 僕と共に成長しました
君の喜ぶ顔浮かべたら 水をやるのも忘れないよ
雨の日も風の日も 幸せのかけら拾い集めて
愛の蕾消すことないように また一つまた一つ繋いで
どんなに寂しくたって 僕は一人じゃないと花を眺めて
渡す機会何度も失い枯らしてしまうことあったけれど
ようやくこの時が来たんだ 愛の誓いを今届けたい
やっと綺麗に咲いてくれた この花束とともに伝えるよ

出典: 花束を君だけに〜Brightness standard〜/作詞:KAY-I.三崎優太 作曲:KAY-I.ROVER

どんなに忙しくても、彼は花を大切に育て続けます。

仕事においても日々成長する彼と同じように、育てる花も成長し続けるのです。

その花をみながら彼女との愛情を育むことと重なります。

「花が満開に咲いたら彼女にプロポーズをしよう…」

こんな目標が生まれ、ますます花の世話にも力が入ります。

満開の花束とプロポーズの言葉を添えて…。

送る言葉