続いて二番のサビ歌詞がこちらです。
痛みに抗って 固まって
イイのを頂いてみてからの
Burning soul
とめどないほど伝うなら
折れていないって証拠でしょ
隠し持った奥の手を
失ってから見た正面
出典: Clash!!!/作詞:SATSUKI-UPDATE 作曲:Daisuke Kadowaki
痛みや強がりといった正直な気持ちも描いています。
それを吹き飛ばすしていくとめどない衝動を歌いあげている部分。
この中で一番にも二番にも登場する唯一のワードが「Burning soul」です。
Burningは「燃えている」という意。
”私の魂は燃えている”
それが「Clash!!!」の最大のテーマなのではないでしょうか?
さらに”輝く”や”強烈”という意味もある”Burning”。
強がりな言葉や挑む姿勢の向こうに強い魂を隠し持っているのです。
Cメロを挟んでからの最後のサビ歌詞には別のワードが登場します。
そのサビ歌詞がこちら。
微かにまだあって
ヘタばってビビって
縮まってる自らの
Wrapping soul
強かない でも挑むでしょ?
泥かぶったら Bite it!!
Here we go
絡まって 戦って
Kill meと強がってみてからの
Burning soul
やめようないから願いでしょ
どけ!と叫んでる大衝動
カッとなった産声で
ぶっ壊して勝つから
トーゼン
出典: Clash!!!/作詞:SATSUKI-UPDATE 作曲:Daisuke Kadowaki
「Burning soul」の前に一瞬顔を見せる「Wrapping soul」。
「Wrapping」とは日本語としても使うラッピング。
「包む」という意味があります。
包み込んで見えないようにしているとも読み取れます。
また、大事なものを抱えているとも解釈できます。
燃えている魂は純粋無垢で清らな情熱であることが伝わってきます。
最後は「勝つからトーゼン」。
過去の迷いを全て振り切った言葉で締めくくる「Clash!!!」の歌詞。
熱い魂が昇華していくのがわかります。
誰もが持っている熱い魂。
包まれて大事にしまわれている魂。
全ての人の心に響く歌詞だったのです。
このサウンドで「Clash!!!」は完成をみた
歌詞とサウンドの融合
「Clash!!!」が多くのファンの心を掴んだ理由。
それは劇的な披露や歌詞だけが要因ではありません。
一度聴いたら耳から離れないメロディ。
そのサウンドにもファクターの一つです。
「Clash!!!」のサウンドを手掛けたのはDaisuke Kadowaki氏。
ナナシスの「メロディーフラッグ」を生み出した人物でもあります。
そして重厚感のあるドラムとのユニゾンのようなリフでスタートします。
そこからギターのメロディとドラムが疾走感たっぷりに駆け抜けます。
サビまできたら、ジャンプせずにはいられません。
歌詞のAメロとBメロの間に挟まれるリフが特徴的です。
ムラサキの魅惑的な声。
繰り返されるヘビーなリフが最高にマッチしています。
”The QUEEN of PURPLEの中でClash!!!が一番好き!”
という支配人様が多いのもうなずける、渾身のメロディ。
このサウンドなくして「Clash!!!」は成り立たないのです。
「Clash!!!」はファーブのエピソードと符合している?
真相は?
ファンの間でにわかにざわついた歌詞。
それがCメロの歌詞と瀬戸ファーブのエピソードとの符合です。
そのCメロがこちら。
誰かの声が気になって
誰かのイメージになった
誰かの声がする方へ
行きたくなって気がついた
出典: Clash!!!/作詞:SATSUKI-UPDATE 作曲:Daisuke Kadowaki
瀬戸ファーブがナナシスの一員として活動している理由。
それは”インディーズ時代のセブンシスターズに影響を受けた”。
このエピソードは有名です。
このCメロの歌詞には現在の瀬戸ファーブ自身かもしれません。
「Clash!!!」の楽しみ方!
演奏してみた
「Clash!!!」のリリースでファンも急増したThe QUEEN of PURPLE。
リリース時はTwitterのホットワードでも話題に。
「Clash!!!」は新しい楽しみ方を展開していきます。
それが「演奏してみた」動画の急増。
YouTubeやInstagramではカラオケの「歌ってみた」。
そして他パートの「演奏してみた」の動画がアップされるようになりました。
演奏してみてわかるのはその難しさです。
ドラムは最初からかなり攻めています。
だからこそ攻略したくなる。
アイドルの枠を超えた本気のハードロックナンバーである「Clash!!!」。
これまでThe QUEEN of PURPLEを知らなかった人にも届いているのです。
ライブに参戦してThe QUEEN of PURPLEを聴くなら音に身を投じるのが一番。
ヘドバンやジャンプしまくって思い切り汗を流す。
それがThe QUEEN of PURPLEの楽しみ方です。
ナナシスのニューカマーとも言えるでしょう。