"Acid Black Cherry"と"Janne Da Arc"
"Janne Da Arc(ジャンヌダルク)"はAcid Black Cherryのボーカルであるyasuさんのいたバンド。という表現になってしまいます。
メタル要素も強い高い演奏力とyasuさんの歌唱力、キャッチーなメロディでインディーズ時代からカリスマ的人気を誇っていました。
1991年のメジャーデビュー時は各メディアから「ヴィジュアル系インディーズ最後で最大の大物」と騒がれるほどでした。
アニメの主題歌や海外進出など目覚しい活躍を繰り広げて、その存在はヴィジュアル系ファン以外にも浸透していたのですが、2007年にそれぞれのソロ活動開始。
yasuさんのソロユニット"Acid Black Cherry"は、現在みなさんがご存知の通り超メジャーバンドとなっています。
"ジャンヌダルク"現在、解散したわけではなく各メンバーソロ活動のための「活動休止中」。
なので冒頭の紹介は本来ならば、"Janne Da Arc"のボーカルyasuさんのソロユニット"Acid Black Cherry"が正しいことになります。
ですが、現在の知名度は圧倒的に"Acid Black Cherry"の方が高いですよね。
ジャンヌダルクのファンは活動休止から10年以上経った現在でも、活動再開を心待ちにしています。
「ヴァンパイア」について
今回ご紹介する楽曲「ヴァンパイア」はシングルでのリリースはなく、ジャンヌ4枚目のアルバム『ANOTHER STORY』に収録されています。
ライブの定番曲となるほどファンからの人気も高い名曲ではあるのですが、とある事件からこの曲が異常なほど有名になっていきます。
シングルではなく、アルバムのリードトラックでもなかったためPVもありません。
なぜジャンヌダルクのファンだけでなく、Acid Black Cherryのファンやいろいろな人達に噂されるほどの曲になったのでしょう!?
曲の紹介とともに、その経緯も解説していきます。
伝説の動画!ヴァンパイアされた!?
とにかくこちらの衝撃的な事件を収録している動画を見ていただきましょう。曲としても秀逸ですが問題のシーンは3:09からです。

うん、はい。こちらの一連の行動はジャンヌダルクのファンの間では「ヴァンパイアされた」と言われています。
ヴァンパイアされたこちらの女性はyasuさんの彼女?とも噂されましたが、ライブ中のパフォーマンスなのでジャンヌダルクのライブに来ていたファンの1人です。
きっかけはテンションの上がったyasuさんが突然はじめたのですが、かなりウケたためライブの「お約束」となっていったようです。
なので、yasuさんは相手が男でもヴァンパイアしていました(笑)
ハグされて目の前で歌われるなんて、当時ジャンヌダルクのファンはみんなヴァンパイアされたかったでしょうね。
歌ってる途中で背中に手を回してきたところで、ポイッと行ってしまうところが何ともニクイところですね~。
なぜこんなに有名になったのか?
ライブのお約束となった「ヴァンパイア」ですが、この女性とのことだけがなぜこんなに有名になってしまったのでしょう!?
それにはいろいろな経緯があります。
この女性とのヴァンパイアが有名になったのは、2005年の大阪城ホールでのライブ『Janne Da Arc Live2005 Dearly』のDVDに収録されたためです。
youtubeなどの動画検索で「ジャンヌダルク ヴァンパイア」と検索するとPVがないため、このライブ動画が出てきます。
さらにこの動画は、カラオケの本人出演によるライブ動画としても使用されています。
そういった経緯で誰という訳でもなくテンションでyasuさんのヴァンパイアするパフォーマンスが彼女だけ!?という形で広まっていったようですね。
ジャンヌダルクは男性限定のライブ『男尻Night』でもヴァンパイアは演奏しているので、ぜひこちらもカラオケに採用して欲しいものです。
名曲「ヴァンパイア」は小説がベース
今回ご紹介の楽曲「ヴァンパイア」は収録されているアルバム『Another story』は、同時発売されたyasuさんが書いた同名の小説のコンセプトアルバムとなっています。
小説の中で登場する物語に沿って、アルバム収録曲の歌詞ができています。
ジャンヌダルクと「ヴァンパイア」の世界観にハマった方は、ぜひ小説のほうもご覧になってみて下さい。