藤田恵名【月が食べてしまった】MVを徹底解説！学校でのいじめシーン…かと思ったら予想外の展開に！？

トイレから場面が変わったかと思うと、突然白い壁に不審な影が映されます。

人のようにも見えるこの影は、なんだか苦しんでいる様子。

この影はいったい何者なのか？

そんな疑問を抱いた途端、すぐに答えが明かされました。

影の正体はゾンビ。

しかも3人います。

何故ゾンビなのか？

それについては分からないまま、次のシーンで藤田恵名さんと少女が映ります。

少女の格好はいつの間にか制服から白いワンピースに変化。

藤田恵名さんの黒いワンピースと対になっているようです。

2人は夜の街を並んで歩いていますが、街の中にもゾンビがたくさん。

いったい何がどうなってしまったのか……。

謎は謎のまま、MVは続いていきます。

ゾンビが大量発生しているという異常な状況にも関わらず、藤田恵名さんと少女はどんどん仲良くなっていきます。

ゾンビに驚く少女に藤田恵名さんが笑ったり、公園の遊具で遊んだり……。

2人は友達になったようです。

何があったのかは分かりませんが、もしかしたら少女にとって藤田恵名さんは初めての友達なのかも。

だとすれば、この展開も少女にとっての救いなのでしょう。

いじめから解放されて、一緒に遊べる友達もできた。

そこに何故ゾンビが必要かは置いておいて、少女にとってはこれ以上ないくらい幸せな状態です。

公園で藤田恵名さんと一緒に月を眺めるシーンでは、2人の絆がより一層強くなったことを表現しています。

しかし、そんな幸せな時間を邪魔する者たちが現れました。

先ほど登場した3人のゾンビが、次のシーンで再登場します。

このゾンビたちは藤田恵名さんと少女の敵のようで……。

絶体絶命の大ピンチに2人はどうなってしまうのか？

彼女たちの運命と、衝撃のラストシーンに注目です。

敵のゾンビは、ゾンビとは思えない俊敏な動きで登場。

藤田恵名さんは少女を先に逃がそうとします。

少女はためらう素振りを見せますが、藤田恵名さんの力強い頷きを信じて、その場を去ることに。

そして3人のゾンビVS藤田恵名さんの戦いが始まります。

ここで驚くのが藤田恵名さんの圧倒的な強さ。

あっという間に3人のゾンビを退治してしまいました。

ゾンビなのに物理攻撃が有効なところも、またびっくり……。

何はともあれゾンビを倒した藤田恵名さん。

そして藤田恵名さんが振り向くと、そこには逃がしたはずの少女が立っています。

目が合って微笑み合う2人。

こうしてハッピーエンド……かと思いきや、衝撃のラストシーンが待ち構えていました。

曲が終わると同時に聴こえてくるのが、ピピッというアラーム音。

映像は少女がベッドで寝ているシーンに変わります。

どうやらすべては少女が見ていた夢の話だったようです。

MVを初めから見直してみると、少女が夜道を歩いているシーンが不自然に巻き戻されているのが分かります。

このシーンが既に、これから起こるのが夢の話であることを表していたのでしょう。

しかし改めてMVを見ると、他にも気になるところが……。

教室の中心で藤田恵名さんが歌っているシーンのとき、1つの机にだけ花束が置かれています。

もしかして、この机はいじめられていた少女のものでしょうか？

そう考えると、なんだかゾッとしますね。

夢の中で少女には藤田恵名さんという救世主が現れ、友達にもなってくれました。

一方、現実ではどうでしょう？

ラストシーンで少女は、アラームを止めるとまた布団に潜りこんでしまいます。

結局、自分のことは自分で救うしかないということなのでしょう。

どうか少女が、この先の未来で自分自身を救えることを願うばかりです。

『月が食べてしまった』のMVは、とにかく謎が多い。

予想外の展開に思わず引き込まれてしまいます。

見れば見るほど、新しい解釈が生まれそうですね。

シンガーソングライターであり、グラドルでもある藤田恵名さん。

彼女の魅力をもっと知りたいという人は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

藤田恵名さんの経歴や話題の映画主題歌について紹介しています。