音楽の基本音階を理解しよう

音楽を始めるときに、最初に理解する必要があるのが音階です。楽器の種類に限らず、必ず身体で覚えることですね。

上級者でもプロのミュージシャンでも、ビギナーの時に音階の大事さを学ぶのです。

最終目的は、音階を理解して譜面を読めるようにすることです。

譜面が読めるというのは、音の流れが想像できるということ。

本来なら、譜面に書いてある音符通りに、楽器を演奏したり歌唱したりできるようにしたいところです。

中には、譜面通りに楽器が演奏できて初めて”読める”といえると厳しいことを言う人もいます。

譜面に忠実に楽器を演奏するためのベーシックとして、音階を理解しましょう。

「ドレミファソラシド」をギターに置き換えると?

鍵盤で習った音階

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小学校や中学校で習う「ドレミファソラシド」。 皆さん、習った時は鍵盤の位置で覚えたのではないでしょうか。

黒鍵のまとまりで見ると、2つまとまった部分3つまとまった部分とに分けられます。

その2つまとまった黒鍵の左下の白い鍵盤が「ド」となります。

つまり、そこから右にひとつずつ白鍵を弾いていくと「ドレミファソラシド」となるわけです。

きっとこれは皆さん、なんとなく頭にも身体にも入っているのではないでしょうか。

複雑な理屈はさておき、この音階を思い出しましょう。

黒鍵は何のためにあるかなど考えてしまいそうなところですが、ここは音階だけにしましょう。

ちなみに、ドレミファソラシドまで音を出したあと。

最後の鍵盤からまた右側にドレミファソラシドがあることも思い出しましょう。 

ギターと鍵盤の感覚の違い

しかし、ギターと鍵盤では、その個体の性質上、音の並び方は違います。

また「ドレミファソラシド」をアルファベット表記することも特徴としてあげられます。

つまり「ドレミファソラシド」→「CDEFGABC」となります。

この対応はコードを鳴らす際にも役立つので、しっかりと覚えておきましょう。

ここでも、なぜCから始まるのか気になるところですが、気にしないでください。

Cから始まってCで終わることだけ理解できていれば良いです。

カタカナ読みで覚えるよりも、アルファベットで覚えたほうが後々いろんな意味で役に立ちます。

指のどの部分で弦を押さえるか

ギターの弦を押さえてみよう

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では、実際に弦を押さえていく段階に入りましょう。

まずは何も気にせず好きなように弦を押さえてみてください。

「ドレミファソラシド」も関係なくて大丈夫です。

この時のあなたの指はどんな風になっていますか?

チェックすべきは押さえているのは指の「腹」なのか「頭」なのかということ。

アコースティックギターの弦は鉄弦で太くて固いのが特徴です。

ですので、弦を押さえるのにある程度の力が必要になってきます。

初心者の人は力の入れ具合が分からずに指の腹で押さえてしまいがちです。

そうすると他の弦にその指が当たってしまって、余計な音が鳴ってしまうことや、上手く正しい音が鳴らないということが起こってきます。

では、指の頭を使って弦を押さえてみましょう。

そうすると自然と指が立ってきます。

つまり指が立つことで、接点が小さくなり他の弦に指が触ったり、干渉してしまうことを防ぐことができます。

最初のうちは指の頭で押さえていると、指が痛くなったり、ピリピリします。

しかし、それは正しいフォームで押さえられている証拠です。

何事も継続は力なりです。

押さえていくうちにだんだん指の頭の皮は厚くなり、痛みは消えてくるでしょう。

まずは正しいフォームで、正しい音を出すことが大切なのです。

正しい弦の押さえ方を覚える

正しく弦を押さえるために、ギターを持つ姿勢やネックの握り方を知っておきましょう。

ギターを持つときは、ボディを寝かさないようにしてください。

最初のうちは、押さえているところが見たいのでギターを寝かせる人が多いと思います。

寝かせてしまうと、弦を押さえようとする左手の手首がネックの裏側に回り込んでしまいます。

体勢が窮屈になってしまい、指の腹でしか弦が押さえられません。

ボディを立てると、手首を伸ばしたままで自然にネックを握ることができ、自然に指の頭で押さえられるようになります。

初めは指の位置を確認するために、背中を丸めてのぞき込む体勢もやむを得ません。

指が押さえたい所からずれてしまっても構わないと意識してください。

正しい位置を押さえようとして体勢を崩してしまう癖がつかないように注意しましょう。

だんだん、押さえている位置が見えなくても、勘で分かるようになります。

慣れるまでは忍耐が必要ですが、最終的には上達の近道です。

弦を押さえるときは、なるべく指の頂点で押さえるようにします。

姿勢をよくすると、弦が指の腹の位置に来てしまいますが、指の関節を曲げて指を立てることで解決できます。

また、弦を押さえるときに指の頂点だけ意識しすぎると力が入ってしまいます。

単音を弾くときは、少し腹に近い位置でもよいと考えましょう。

人間の体は人によって違います。指の長さも全く異なるので自分の体に合った押さえ方を探してください。

慣れてくると、押さえている位置もわかるようになり姿勢も良くなります。

弦のどの部分を押さえるのか

指板上で弦を押さる時の注意

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正しい押さえ方が分かったら、次は指板のどの部分を押さえたらいいのかについて話していきましょう。

ギターにはフレットというものが存在します。 それは指板を区切るように位置し、仕切られている金属の棒のようなものです。

このように指板を区切るように仕切られている金属の線を「フレット」と言います。

このフレットがあることによって、指のポジションの目安にしたり、音を正しく出したりすることができます。

では、一つ一つのフレットの中のどの位置を押さえるのが正しいのでしょうか。

とりあえず真ん中の方がちゃんと音が出そう、そんな気持ちでフレットとフレットの真ん中を押さえてみることとしましょう。

そうすると弦の浮いている部分が多いのと、フレットから一番遠い位置を押さえることになります。

つまりその分、弦に対して指の力が必要になってしまうのです。

また安定して力が入らない分、正しい音程を維持するのも難しくなってしまいます。

この時、なるべくフレットの上に近い部分を押さえるようにしましょう。

そうすると弦への力が伝わりやすく、少ない力で正しい音程を出すことが可能になります。

いきなりスッとその場所を押さえるのは難しいので、これもしっかりと練習してパッと押さえられるようにしておきましょう。

もちろんコードを押さえるのにも役立ちます。

安定して押さえるにはフレットバーを意識しよう