ギターの音程は、フレットバーの位置からブリッジ(弦を張った状態の一番根元)までの距離で決まります。
フレットは、ギターの音程を決定する大事な役割を持っているのです。
弦を押さえることで、フレットバーと弦が密着するので決まった音程が出ることになります。
音程を決めるのは押さえている位置ではなくて、フレットバーだということを忘れないでください。
押さえている位置で音程が決まるのではありません。
意識は音程を決めるフレットバーと弦を密着させることに集中するようにしましょう。
強く押さえて指板と弦を密着させようとすると力が入ってしまいます。
楽器の演奏のコツは力を入れ過ぎない事。これはどの楽器でも共通のコツですね。
実際に「ドレミファソラシド」を押さえてみよう
ドレミファソラシドを押さえてみる
押さえる位置
まずは「ド」です。
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーーーーー
4ーーーーーーー
5ーードーーーー
6ーーーーーーー
1234567
*「レ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーーーーー
4ーーーーーーー
5ーーーーレーー
6ーーーーーーー
1234567
*「ミ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーーーーー
4ーミーーーーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
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*「ファ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーーーーー
4ーーファーーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
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*「ソ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーーーーー
4ーーーーソーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
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*「ラ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーラーーーーー
4ーーーーーーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
1234567
*「シ」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーシーーー
4ーーーーーーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
1234567
*「ド」
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーーーードーー
4ーーーーーーー
5ーーーーーーー
6ーーーーーーー
1234567
となります。
指使いとしては「㊥」からスタートしましょう。
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ー人ー薬小ーー
4ー人中ー小ーー
5ーー㊥ー小ーー
6ーーーーーーー
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またアルファベット表記にすると
1ーーーーーーー
2ーーーーーーー
3ーAーBCーー
4ーEFーGーー
5ーーCーDーー
6ーーーーーーー
1234567
となります。
最初はゆっくりで大丈夫です。ここまで練習してきたことを生かしながら「ドレミファソラシド」を弾いてみましょう。
指使いを覚える
指使いの図を見てください。同じフレットであれば、1弦から6弦まで同じ指で弾くことになっていますね。
弾き易いように同じ指のフレット移動を極力少なくしています。
リズムに合わせて弾くときに、効率よく指が動かせる工夫をしているのです。
このように、ギターを弾くときの理想的な左手の指の動きを運指といいます。
自分で弾いてみて、最も動かしやすい運指を見つけるよういつも考えておきましょう。
指使いを覚えて慣れてくると、音の場所が勘で分かるようになります。
今後、コードストローク奏法やアルペジオ奏法などをマスターするときにも、左手の指使いと運指をうまく応用しましょう。
さいごに
最初はピックでも指でも構いません。
音を鳴らす楽しさを感じましょう。
「好きこそものの上手なれ」なので、自分が弾けたという達成感を得ることが上達の近道になります。
ここで得た弦の押さえ方や「ドレミファソラシド」の配置は後々コードを弾くのにも役立ってきます。
基本的な練習をしっかりと押さえて、素敵なギターライフを送りましょう。
楽しく練習できるコツは、できなかったことができるようになった時の喜びを何度も味わうことです。
うまくできた時の達成感をモチベーションにして、毎日続けることが大切です。
ギター上達の秘訣は、毎日5分でもギターを触ること。毎日続けることが重要です。
人間の脳はとても優秀。集中して身体を動かしたことを記憶して、一晩寝ているうちに神経に伝達するといいます。
できない技術やうまくいかない事があったら、ゆっくりひとつひとつの動作を正確に繰り返す練習をしてください。
脳はその動作を記憶して、次の日までに体に覚え込ませます。
次の日になったら、動作を身体が覚えているので普通の速さでできるようになります。
一度試してみてください。昨日できなかったことが、突然今日できたと感じられることでしょう。
それからは、反復練習でしっかり身体に馴染ませればよいのです。
何日か置いてしまうと、せっかく覚えた動きを身体が忘れてしまいます。そうなるとまた最初からです。
練習のコツは一度に長時間ではなく、毎日短時間でも続けること。
できない技術は、ゆっくりと一つ一つの動作をくり返し集中してやってみることの2点です。
「OTOKAKE」では、ギター奏法について解説した記事が多数公開されています。
ギターストロークやアルペジオ奏法のコツについても。他の記事で解説されていますので、ぜひチェックしてみてください。
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