大変な時だって笑っていよう
愛してる 聞こえてる?
君の番 愛してる
風の日も雨の日も
ひと笑いしましょ
出典: ミライチズ/作詞:MARUMOCHI BOYS 作曲:コミヤマリオ(MARUMOCHI BOYS)
カップルの関係を天気に例えるとすれば、晴れであるのが望ましいでしょう。
しかし、人と人が寄り添って付き合う以上、いつもすっきり快晴とはいかないのだと思います。
煩わしい風が吹く時もあれば、雨でじっとりと濡れてしまう時もあるのでしょう。
そんな大変な時を迎えたとしても、心構え次第でどうにでもなるのかもしれません。
もうダメだと思ってしまえばそこまででしょうし、何てことないよと笑い飛ばすことだってできるはずです。
引用歌詞の4行目が、そのことを示しているでしょう。
そしてこの部分はまた、「夜のひと笑い」ファンに向けたフレーズであるとも考えられます。
事実、この楽曲には動画の視聴者なら分かる小ネタが仕込んであるみたいです。
根っからのファンは、そんな点にも注目して楽しんでみましょう。
青春の一場面
忘れないように
螺旋階段の夕焼け
広くても狭くなっても
ずっとそばに居る 君
出典: ミライチズ/作詞:MARUMOCHI BOYS 作曲:コミヤマリオ(MARUMOCHI BOYS)
続くこちらのパートには、何だか青春してる感が溢れているように思います。
引用歌詞2行目は、中高生のお付き合いで特によく見かけるシチュエーションではないでしょうか。
「螺旋階段」とは、学校などにある人通りの少ない外階段のことだと思われます。
そこで2人きりで夕焼けを見ている様子が、ありありと浮かんできませんか。
当時の彼とそんなことがあったなあと思う人もいれば、そんな青春時代を送りたかったと思う人もいるでしょう。
いずれにしても、誰もが胸をキュンとさせられるパートといえそうです。
引用歌詞1行目で歌われているように、彼らには何か忘れたくないことがある様子です。
それは、何か特定のイベントかもしれません。
あるいは単純に、その時に感じていた気持ちと考えることもできるでしょう。
もし、一緒に見た夕焼けに相手を想う気持ちの起源があるなら、なおさらです。
その時の強い気持ちを心に残しておけば、相手への気持ちが揺らいだ時にきっと役立つと思います。
新しい環境でも君と一緒に
胸キュンのサビを堪能した後は、再びカップルの日常を垣間見ましょう。
こちらのパートには、「夜のひと笑い」ファンを楽しませるフレーズが並んでいます。
引っ越しの荷物にも思い出が溢れている
壊れかけインターホン しみの付いた壁紙
荷造り重なったダンボール
どこを切り取っても 思い出がよみがえる
新居が楽しみだね
出典: ミライチズ/作詞:MARUMOCHI BOYS 作曲:コミヤマリオ(MARUMOCHI BOYS)
ファンの人には蛇足になりますが、「夜のひと笑い」はかつて、年季の入ったアパートで暮らしていました。
何でも築50年という古さで、家賃は3万だったようです。
そこでの生活も動画にアップされていますし、よくご存じの人もいるのではないでしょうか。
そして2021年になり、どうやら新居に引っ越されたようなんです。
引っ越した旨もまた、動画にアップしてあります。
そういった前知識を踏まえてこのパートを聴くと、ファンとしてはにやりとしてしまうのでしょう。
引用歌詞1行目を見るに、アパートは相当古かったといえるでしょう。
しかし、引っ越しのために山積みになった段ボールの中それぞれに、一緒に過ごした思い出が詰まっています。
そこに懐かしさを覚えつつも、新居に心躍る気持ちもあるのでしょう。
新しい日々が始まるからこそ誓いたい
誰かが言っていた
幸福とは人を愛すること
ねえねえ約束しよう
永遠に
出典: ミライチズ/作詞:MARUMOCHI BOYS 作曲:コミヤマリオ(MARUMOCHI BOYS)
引っ越しをして新しい住まいに移ると、気持ちまで真っ新になったような気がするものです。
さあここからとばかりに、気持ちを新たにすることができます。
【ミライチズ】に登場する2人もまた、同じ気持ちだったのではないでしょうか。
これから新しい日々が始まるからこそ、今一度はっきりさせたいこともあるはずです。
お互いを愛し続けるということを、しっかりと確認しておきたいのです。
彼らなりの愛を誓う言葉
病める日も健やかなる日も
ひと笑いしましょ
この先何十年
繋がっていく未来地図
年をとってもしわが増えても
ずっとそばに居る 君
出典: ミライチズ/作詞:MARUMOCHI BOYS 作曲:コミヤマリオ(MARUMOCHI BOYS)
こちらのパートには、まるで結婚を思わせるような表現が使われています。
引用歌詞1行目にあるのは、夫婦の誓いでよく使われる文言です。
先のサビパートのあった「風」や「雨」を使ったフレーズに比べ、より現実的な表現といえるでしょう。
彼氏と彼女から夫と妻になり、2人の道は死が2人を分かつまで続いていきます。
大きな広がりを見せるその関係が、この楽曲の名前にもなっている【ミライチズ】ということなのでしょう。
年を取って見た目が変わってしまっても、好きな人とは変わらず愛し合える関係でありたいものです。