ピアノとトランペットで描かれる恋
日本花き振興協議会のCM

この楽曲は、日本の切花や鉢花を盛り上げたい団体のプロジェクトのPRムービーに使われました。
タイトルや曲からも、花に関係する楽曲だと推測できるでしょう。
楽曲は、ピアノとトランペットで演奏されています。
素朴さの中にも、どこか華やかさを感じる1曲です。
MVも洗練されたおしゃれな雰囲気で話題になりました。
まだ視聴していない方は、先にチェックしてみてください。
心に響く名曲
人気バンドampelのボーカルも担当しているTENDREさん。
その優しい歌声は、この楽曲の雰囲気にぴったりです。
作詞、作曲も本名でTENDREさんが担当しています。
TENDREさんの素敵なセンスが感じられる楽曲です。
それでは、歌詞の内容を詳しく見ていきましょう。
歌詞に登場する人物の想いや真意が見え隠れします。
君のために
選ぶ楽しみ
花の様に 咲き誇る笑顔には
どんな色が似合うかな
出典: FLOWER/作詞:Taro Kawahara 作曲:Taro Kawahara
歌詞の人物は、誰かに花を選ぼうとしています。
誰かとは、恐らく恋人や家族といった近しい人だと解釈可能です。
笑顔が素晴らしいその人は、誰が見ても幸せに笑う人物なのでしょう。
歌詞の人物は、花屋の前でその人にぴったりな花を探していると考察できます。
この時の2人の関係は幸せそのもので、花の贈り合いを頻繁にしていると想像しました。
ただこの後の歌詞から考えると、無理に花を連想させるような笑い方をしている可能性もあります。
笑顔が素敵な人は、花を見て自分を連想してほしいという執着心がある人物だと解釈できるでしょう。
とても独占欲の強い方なのかもしれません。
悲しみ
花の様に しおれてしまいそうな時には
どんな言葉 言えるかな
出典: FLOWER/作詞:Taro Kawahara 作曲:Taro Kawahara
笑顔が素敵な誰かは、悲しみも全身で表現します。
体中の水分が無くなってしまうほど、泣く人なのかもしれません。
そんな状態の時、歌詞の主人公は言葉をかけてあげたいと思っています。
しかし余計な一言をいえば、余計に悲しみを増やしてしまうこともあるのでしょう。
過去に同じようなシチュエーションで、失敗したのかもしれません。
言葉選びには、慎重になっている様子です。
素敵な笑顔の人物は、怒ると怖いのかもしれません。
さらに案外口が達者で、歌詞の主人公は口答えできない可能性もあります。
口喧嘩で負けてしまうため、花を贈ることでご機嫌取りをしているのでしょう。
人間関係のバランスは、歌詞の主人公の方が立場の弱い存在なのかもしれません。
順風満帆ではない
上手く行かないことも
時にすれ違い
歪な日々もあるけど
出典: FLOWER/作詞:Taro Kawahara 作曲:Taro Kawahara