シングルは「VICIOUS」だったかも!?
レコーディング風景の後は、メンバー全員が集まってのインタビューに移ります。
前作はメンバー1人ずつの登場でしたが、今回は全員で和気あいあいと語り合うスタイル。
特段変わった演出などはなく、至ってシンプルな構成です。
まず「THE ANSWER」は、いかにして完成にこぎ着けた楽曲なのか。
チバがメンバーの元に持ち込んだ時点で、曲の全体像はざっくりとしたもの。
もちろん、歌詞も完全には固まっていませんでした。
宝石の原石のような曲をメンバーそれぞれが自分なりに解釈し、セッションに臨んだといいます。
楽曲のクオリティーを飛躍的に高めたのは、長年の経験と優れた技術を持つキュウのヒラメキ!
予定調和が王道であろうサビのテンポの感覚を半分に切り詰め、楽曲の流れに劇的な変化を与えたのです。
メロディーとリズムを支えるベースのヒライハルキの手数の多さも必聴。
そんな斬新なアイデアも生まれた半面、フジイの口からは、曲想をまとめるアレンジに行き詰まったことも明かされています。
産みの苦しみを乗り越えた秘話が赤裸々に、たっぷりと紹介されています。
そして「VICIOUS」についても。
この曲は、チバがレコーディング当日の朝、自宅からスタジオに来る途中に書いたとか。
収録を終えた瞬間、フジイが思わず放った一言は「シングル!」
「フレッシュな感じがして」
「できたての曲をみんなで手をつけていくというのは、すごい喜び」
「演奏していて楽しかった」
インタビューで打ち明けたフジイの表情は、そんな楽曲の魅力を的確に物語っています。
ニューアルバム制作も語る
「あと7年ぐらい」!?
セルフライナーノーツムービーでは、待望のニューアルバムについても、チバが語ってくれています。
オリジナルは、2017年5月リリースの「NO MAD」以来。
映像が収録された時点で「今回のシングルが終わって、歌入れまで終わっているのは4曲」と明かしてくれます。
さらに「ほとんど歌詞もできているのがもう1曲あって、演奏自体も終わっているのは6曲」とも。
ただ、制作が順調かどうかは「わからない」
「ここからあと7年ぐらいかかるかもしれない」
「それでもいいけどね」
チバの口からは、そんなドッキリさせられる言葉も飛び出します。
ファンとしてはヤキモキするばかりですが、ここはとびきり上等な「ANSWER」を信じて待つことにしましょう!
バンドの「今」を伝えるツール
言葉の数は少なくても
移り気で、せわしないマスメディアに頼らなくても、アーティストの「今」を知ることができるー。
これこそ、セルフライナーノーツムービーの醍醐味です。
もう一度、「The Birthday」メンバーのインタビューを振り返ります。
1つの楽曲でチバが絞り出す言葉の数と同様、彼らは決して饒舌なわけではありません。
しかし、自分たちの正直な思いを、真心あふれる言葉を届けようとする姿勢には好感が持てます。
生粋のライブバンドとして、ファンとの距離を一歩でも詰めようとする、彼らのポリシーが伝わってきます。
キャリアを重ねても常に進化を試みる彼らは、これからどんな音楽を聴かせてくれるのか。
新たな地平を目指す「The Birthday」の旅は、どこまでも続きます。
プロローグ
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