どうせなら簡単でカッコイイ曲で練習を
せっかくベースをはじめようと決意しても、基礎練習ばかりでつまらなかったり、あの曲が弾けるようになりたいと思っても、難易度が高くて挫折しそうになったりでは、最初のワクワク感はどこかへいってしまい、練習もなかなか続かないのではないかと思います。
だから、初心者のときから本格的で、カッコよくて、しかも弾くのも簡単な曲を選んで練習するのは大切なことだと思います。
とにかく楽しく練習を続けられることが一番です。
そこで、どうせ練習するなら簡単でカッコイイ曲をということで、筆者の趣味と独断もおおいに混ざっておりますが、王道ロックの名曲を中心におすすめの練習曲を紹介していきたいと思います。
1曲でも好みに合いそうな曲があったらぜひとも練習に取り入れてみてください!
練習におすすめの王道ロック名曲
Led Zeppelin - Communication Breakdown
いきなりロックの王道中の王道、Led Zeppelinからのチョイスです。
Led Zeppelinの曲はただストレートなだけのロックではなくて、フレーズもノリもわりとグチャっとしていてジャジーなんだかブルージーなんだかよくわからない不思議な魅力を持つ曲が多いんです。
サードアルバムくらいからそんな傾向が顕著になっていくのですが、ここで取り上げたComunication Breakdownはファーストアルバムの収録曲で、Led Zeppelinの曲ではかなりストレートなノリのロックンロールです。
少しスピードはありますが、ピッキングを鍛えてなんとかこのスピードについていければ、わりとすんなり弾きこなせるようになると思います。
ギターソロは基本Aメロのバックと同じ進行なのですが、ベースはAメロのバックから少し変化をつけたフレーズを弾いているので、もたってしまわないようしっかり同じ速さをキープできるように弾きましょう。
AC/DC - Back In Black
これまた王道中の王道、AC/DCです。
曲も彼らの代表曲の1つ、Back In Blackを取り上げてみました。
ハードなナンバーですが、曲のスピードはゆっくりなのでベースは忙しくなくて弾きやすいと思います。
歯切れのよいリズムでベースの音も空白が多めなので、入るタイミングだけ注意して、ゆったりリズムにのって弾きましょう。
Aメロのリフの繰り返しでは、2回に1回出てくるキメのフレーズがあるので、ここはリズムに注意です。
後半、ギターソロのあとにちょっと長めのギターとのユニゾンフレーズがあるので、ここはちょっとがんばりどころですね。
これ弾きこなせたらかなりかっこいいです!
AEROSMITH - Cryin
次はAEROSMITHから'90年代に発表された比較的新しめの曲、Cryin'です。
AEROSMITHの曲はリズムがファンキーで、ベースのフレーズもよく動くものが多いのですが、この曲はちょっとスローなバラード調でゆったりした三連のリズムです。
リズムはゆったりですがコードチェンジは多いので、ベースはしっかりコード進行についていくことですね。
細かいフレーズはとりあえず置いといて、まずはコードのルート音を確実に押さえて朗々と歌うように弾きましょう。
コードチェンジのときに音が途切れないように注意。
バラード曲はベースの見せ場なので、曲の雰囲気に浸りきって熱くプレイしたいですね。
Deep Purple - Smoke On The Water
Deep Purpleといえば知らない人はいないこの曲です。
この曲も比較的ゆっくりなのでベースのフレーズも余裕を持って弾けると思います。
超有名なイントロ~からAメロにかけてのギターフレーズのバックでは、ベースはスタッカートでルート弾きです。
スタッカートで弾くには16分でリズムを感じておかないといけないので、曲はゆっくりでも気持ちは意外と忙しめです。
リズムに乗り遅れないようにしっかり弾いてください。