LUNA SEAの『ROSIER』ってどんな曲!?
Jの原曲!
『ROSIER』(ロージア)はLUNA SEAの3枚目のシングルとして1994年7月21日に発売されました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ROSIER
この当時はまだ8cmCDの形態で発表されていました。
今では絶滅してしまった8cmCDが懐かしいですね♪初期のLUNA SEAの名曲で今聴いても圧倒的にカッコイイ楽曲です!!
この頃、LUNA SEAはビジュアル系のファッションをしていました。今ではラフなロックファッションですが、当時はゴス的な雰囲気です。
最近のLUNA SEAから知った人はちょっと引くかも知れません…。全作詞・作曲・編曲はLUNA SEAですが、曲のアイデアの元はベースのJです。
それに加えて、間奏部分に英詞の語りパートがあるのですが、ここはJが書いたものと言われています。この英語の言葉はJ自分自身へ向けた遺書だそうです。
アルバム「EDEN」のレコーディング中にスランプに陥ってしまったJ。そのスランプの時の気持ちを葬り去る(葬式)という意味が込められているとのこと。
遺書という仰々しいイメージですが、それほどJは追い詰められた状況だったのですね。だからこそ『ROSIER』にあれほどの緊張感が詰まっているのです。
LUNA SEAの魂が込められている『ROSIER』の中身を見ていきましょう♪
当時の8cmCDはこちらです↓↓↓
『ROSIER』の聞き所は??
キャッチーなメロディーが美しい『ROSIER』。RYUICHIの伸びのあるボーカルも見事です♪切ない歌声が心に沁みます。
そして、『ROSIER』で注目したいのはツインギターとベース。
まず、SUGIZOとINORANのツインギターですが、それぞれ違う役割をしています。基本的な役割分担はSUGIZOがソロパートでINORANがバッキングですね。
SUGIZOが単音のリフを弾いて楽曲のイメージを広げて、INORANがリズムを刻んで曲の土台を固めると言えば分かりやすいでしょうか。
うっとりするほどのツインギターの絡み合いです。歌だけでなくギターに注目するとより深く『ROSIER』を味わうことができますよ。
『ROSIER』はヘッドフォンでぜひ聞いて下さい♪左右のギターの絡みにフォーカスすると新しい発見がありますよ。
もう一つはベース。原曲のアイデアを持ってきたJが弾いています。ベースが楽曲の土台をしっかりと支えていますね。
ベースという楽器はどちらかというと目立たない楽器ですが、『ROSIER』では目立ちまくりです!(笑)。
このJのベースがなければ『ROSIER』は成立しません。
単音で刻むフレーズが中心ですが、曲の全面に出てきています。時折ベースの音程が激しく動いてリズムに変化を与えています。
ヘッドフォンで聴くとよくわかりますがベースの音が大きく録音されています。
ベースが曲の雰囲気を担っているので、このベースは『ROSIER』から外すことができません。また、J以外のベーシストでは絶対にダメですね。
Jのベースは非常に躍動的なので曲のリズムをグイグイ引っ張っています。これほど個性的なベースは非常に珍しいですね。
ドラムに乗るベースという感じではなく、ドラムと対等に演奏してリズムを引っ張るベースといえばよいのかも知れません。
Jは独特のグルーヴ感を出せるベーシストです。ベースに注目して『ROSIER』を聞いてみて下さい。ベースのかっこよさが分かるはずです!
L'Arc~en~CielのTetsuyaと並んで自己主張の激しいベーシストです!(笑)。
『ROSIER』の歌詞の意味!
チェック!
その他
輝く事さえ忘れた街は
ネオンの洪水 夢遊病の群れ
腐った野望の吹き溜まり中
見上げた夜空を切り刻んでいたビル
夢のない この世界
出典: ROSIER/作詞:LUNA SEA 作曲:LUNA SEA
輝く星さえ見えない都会で
夜空に終りを探し求めて
この夜にかざした細い指先
答えを探し求めている
出典: ROSIER/作詞:LUNA SEA 作曲:LUNA SEA
そんな絶望感に満ちた世界でも、「答え」を「探し求めている」人がいます。
ネオンの光で星の輝きが見えない都会で行動を始める人がいます。
どこにいけば「答え」は見つかるのでしょうか?
揺れて揺れて今心が 何も信じられないまま
咲いていたのは my rosy heart
揺れて揺れてこの世界で 愛することも出来ぬまま
哀しい程 鮮やかな 花弁の様に
ROSIER 愛したキミには
ROSIER 近づけない
ROSIER 抱き締められない
出典: ROSIER/作詞:LUNA SEA 作曲:LUNA SEA
何も信じられない世界で探し出した「答え」は『ROSIER』でした。この『ROSIER』は「人」という解釈もできますが、「目標」という解釈もできます。
愛する人『ROSIER』または、「目標」を見つけ出したと意味ですね。
これからこの歌詞の主人公はどこへ向かうのでしょうか。
荒れ果てた世界へ『ROSIER』とともに立ち向かっていくのでしょうね。