リリィ、さよなら。【約束】歌詞の意味を解釈！なぜ君は離れてしまうの？感謝の言葉に込めた想いを読み解く

「生命線」という言葉から連想するのは、誰かの人生です。

出会いと別れの連続である人生の中で2人が出会ったという事実は変わりません。

だからこそ、その出会いに主人公は感謝しているのでしょう。

その出会い自体がどんな意味を持っているかは別として、彼にとって彼女が特別な存在だったことが分かります。

彼には彼女と一緒にいたからこそ、知ることのできた想いや感情があるのです。

それについて彼は感謝を述べています。

ここでは主人公の、彼女との別れに対する未練を感じる言葉が散りばめられています。

前述のパートでは、彼女の将来の幸せを願っていた彼。

しかしながら、このパートでは彼女との別れを引き留めたいという気持ちが透けて見えます。

もし次に2人で一緒になれた時には、今回のような失敗をしたくない。

彼にとって、今までの自分の行いに対しての後悔があるのかもしれません。

嘘をついたことで、彼女を傷つけた。

そんな物語の余白も感じさせる言葉です。

ここでも主人公は、彼女の表情の癖を思い出しています。

前述の歌詞パートでは未練の気持ちを覗かせた彼。

ここでもその気持ちが感じられます。

脳内で再生する彼女の姿に、これまでの後悔の気持ちを映し出しているのかもしれません。

2行目の「変わらない」という言葉には願いが含まれているようにも感じます。

心のどこかで彼女がこれからも「変わらない」でいることを祈っているのかもしれません。

1行目でいう彼女の「気持ち」というのは何なのかを考えていきましょう。

これが失恋に関しての歌だと考えるのならば、それは彼女から主人公への好きという気持ち。

もしくはそれよりも深い愛情かもしれません。

どちらにせよ、自分に対しての好意が無くなったということにショックを受けているのだと分かります。

2行目から伝わるのは、そのショックの大きさです。

どうにか前向きに彼女を送り出そうとしていた彼。

しかし、ここではその前向きさが失われています。

彼女との別れに大きなショックを受けていた主人公。

しかし、もしこれからの人生で彼女と再会した時には笑顔で会おうと考えています。

悲しみを見せないように気丈に振る舞う彼。

再会の時には、彼女と初めて会った時のような清々しい表情でいることを心に決めているようです。