【CURTAiN CALL】は実は5時間超えのド級MVだった!
動画でご紹介しているBiSの【101回目のカーテンコール】は、3分30秒もないごく普通のMVです。
しかしそれが、彼女らの歌う「101回目」を切り取ったものだとしたらどうでしょう。
【CURTAiN CALL】というこの曲は、実は史上まれに見る超ド級に長いMVだったのです!
フルバージョンは何と、ファンも逃げ出す5時間超え。
YouTubeにアップされていますが、果たしてどれだけの人が最初から最後まで見たのかは定かではありません。
そんな裏話をした上で、【101回目のカーテンコール】に戻ります。
曲の冒頭で、なぜBiSのメンバーがあんなに疲れ切っているのかがよく分かるはずです。
「いっそ、もうカーテンコールを迎えさせてあげればいいのに…」
聴く者に同情さえ覚えさせるような、BiSの【CURTAiN CALL】。
メンバーに5時間以上もの時間を駆け抜けさせた、この1曲に込められた思いに迫ります。
101回目でも名残惜しさは変わらない
5時間以上にも及ぶ【CURTAiN CALL】のフルバージョンは、まさに圧巻の一言に尽きます。
カーテンコールに呼び出されたくないという思いは、ヘロヘロになって歌う101回目でも変わらないようです。
進み続ける先に何があるのか知りたい
最高じゃん
胸がいっぱいさ
想像しよう
もっともっともっと
出典: CURTAiN CALL/作詞:JxSxK 作曲:松隈ケンタ
このパートで歌われている気持ちもやはり、1回目でも101回目でも変わりはないようです。
BiSのメンバーは精魂尽き果てる手前になっても、最初と全く同じ気持ちで歌い続けています。
この【CURTAiN CALL】という楽曲には、「終わりたくない」という気持ちが込められているのが分かります。
終わらないで進み続けたら、一体その先には何があるのか?
おそらくは誰も知らないその頂へ、到達してみたいというBiSの強い思いが感じられませんか。
それは考えるだけで胸を一杯にするくらいの、ワクワクしたものなのでしょう。
想像すら途切れさせることなく考えてみようという激しささえ、このパートの歌詞からは感じられます。
愛すべきファンとの時間
君との時間が楽しいんだ
始まったばっか
なんでなの?
出典: CURTAiN CALL/作詞:JxSxK 作曲:松隈ケンタ
BiSのファンは「研究員」と呼ばれ、時に破天荒な振る舞いをすることでも有名です。
場合によってはメンバーより目立つことさえあるようですが、BiSにしてみれば愛すべきファンなのでしょう。
引用歌詞1行目の「君」とは、そんなファンたちを示しているように思えます。
ファンにとっては、BiSとの時間はかけがえのないもののはずです。
しかしそれは彼女たちにとっても同じで、ちょっとやり過ぎることもあるファンたちとの時間は宝なのでしょう。
そんな楽しい時間は始まったばかりのはず…。
なぜもう終わってしまうの?
BiSメンバーの嘆きが聞こえてきそうなパートです。
カーテンコールなんて迎えたくない
楽しい時間を終わらせたくないという不満げな気持ちから、曲はサビに突入します。
こちらではさらに、カーテンコールなんか迎えたくないという強い思いを感じることができるでしょう。
気持ちはあるけど声が出ない
もう終わり??
足りないよ。。。
まだまだ歌えるから
え?聞こえない?
お願いさ
死ぬまで歌わせてよ
出典: CURTAiN CALL/作詞:JxSxK 作曲:松隈ケンタ
サビの初めは、口語的な表現が印象的な歌詞になっています。
まるで、BiSがファンと会話しているような情景が思い浮かびます。
楽しい時間はもう終わりだと言っているのは、むしろファンの方でしょうか。
それに対してBiSは、「まだまだやり足りない!」と反論しています。
その思いは強くても、体は正直ということなのでしょう。
届けたい歌詞を乗せるはずの声は、もはやファンに届かなくなっているようです。
それだけ体に支障が出ているなら、ファンとしては歌うのを止めたくなるはず。
しかしBiS自身がそれを振り切り、いっそ死ぬまでと声を張り上げるのです。