この曲が一度聴くと、頭に強烈に残るその理由はなんなのでしょうか。映像はたしかに印象的ですが、それだけではありません。この曲に隠された魅力を解説します。
決めゼリフが印象的
やはり、この曲は矢口真里の「セクシービーム」なしでは成り立たないと思います。
これは、FUJIWARAの原西孝幸のチクビームが元ネタだそうです。これをやらせるつんく♂もすごいですが、それを期待以上のパフォーマンスでやりきった矢口真里もすごいと思います。
また、歌詞以外のセリフがとても多いため、すべてはピックアップできません。ただ、それがなんとも言えないこの曲ならではの、にぎやかな雰囲気を生み出しています。
ちなみに、最後の後藤真希のセリフは「あ、なんだ」のようです。あなたにはなんと聞こえますか?
「恋のダンスサイト」は「ジンギスカン」?
「恋のダンスサイト」は1979年に発売されたドイツの音楽グループ「ジンギスカン」の曲をモチーフにしていると言われています。
たしかに、「うっ!はっ!」という掛け声や、踊りたくなる感じは良く似ています。
ただ、決してパクリというわけではなく、この曲をベースにつんく♂がモーニング娘。にぴったりの曲を作ったという方が正しいでしょう。
「恋のダンスサイト」が持つマイナー調でオリエンタルな雰囲気は、この曲ならではです。
モチーフにされた「ジンギスカン」は、今でもさまざまな場所で耳にすることがあると思います。とても楽しいユニークな曲です。
歌詞の内容は?
笑っちゃおう 愛しちゃおう
モアエナジーで
WAY YAI YA AI YAI YA
フルボリュームで
恋の重低音ウーハー
出典: https://twitter.com/Hello_Project_1/status/604936205940060160
しかし、歌詞を見ていくと、恋したことによってテンションが上がっている気持ちを曲全体で表現しているのではないかと感じます。
まさに自分自身が「恋のダンスサイト」なのです。それが、「SEXYビーム」で更新されるという世界観は「自分でもよくわからない位、浮かれている」という印象を受けませんか。
「恋のダンスサイト」の「歌詞を意味はわからないけれど楽しい」と捉えるのは、まさにつんく♂の手のひらの上なのです。真剣に読み解くと多くの驚きがあります。
また、「恋の重低音」「ウーハー」となっていて、重低音とウーハーを掛けているなど、細かい部分まで考えられています。つんく♂恐るべしですね。
まとめ
今回は、モーニング娘。のミリオンセラーシングル「恋のダンスサイト」について紹介しました。
30代の方ですと、昔聴いた懐かしい曲と思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、「恋のダンスサイト」はさまざまな隠された要素によって、「恋をして自分でもわからない位テンションが上がっている」様子を曲全体によってあらわしているという奥深さがあったのです。
もしかすると、そんなことは何もないのかもしれません。深読みするのも、つんく♂の意図通りなのかもしれません。
その真相はさておき、何も考えずとも楽しい気持ちになれる歌詞とノリの良さが「恋のダンスサイト」の最大の魅力なのだと思います。
この記事を読んで、つんく♂とモーニング娘。が気になった方は、ぜひ現在の活動もチェックしてみてください。
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