郷土愛が窺えるフレーズ

ゆったり流れる時間で
ぐったりしてもいいじゃんね
Resort, I'm in a resort
ここにいるだけで調子がいいぞ

出典: My Resort/作詞:¥ellow bucks 作曲:TEE

このパートで注目したいのは、歌詞の内容よりむしろ、とある方言ではないでしょうか。

引用歌詞の2行目で使われている表現を難なく理解できるあなたは、東海出身者か在住者のはずです。

標準語であってそうでないようなこの言葉は、東海地方、特に愛知県内で使われている表現です。

~してもいいよね」と、同意を求めるような意味合いがあります。

¥ellow bucksは東海に拠点を置いて活動している、大変郷土愛の強いラッパーだとも言われています。

断定はできませんが、東海的表現を盛り込んだとしても不思議はないでしょう。

歌詞の解釈に戻りますと、リゾートしてると気分がアガると¥ellow bucksは歌っています。

それは質素なリゾートかもしれないし、贅沢尽くしのリゾートかもしれません。

いずれにしても、自分の気持ちが深く満たされる時間を過ごすことが大切だということなのでしょう。

¥ellow bucks的な休暇を過ごしたくなる【My Resort】

¥ellow bucks【My Resort】歌詞を解釈!何に身を委ねる?本当の贅沢とは何かを深読みの画像

最後にサビをもう一度繰り返して【My Resort】は静かに終わっていきます。

聴き終わる頃には、¥ellow bucksが考えるリゾートを楽しんでみたくなったのではないでしょうか。

心が行き詰まるように感じた時こそ、それを解放してやることが重要なんだと思いました。

¥ellow bucksの【My Resort】に感銘を受けた人はぜひ、「Jungle」収録の他の曲も聴いてみましょう。

彼を多方面から知りたいと思ったなら、「ANARCHY」というラッパーも要チェックです。

日本のHIPHOP界隈でその名を知らぬ者はいないほどの、伝説的ラッパーです。

「ラップスタア誕生!」で¥ellow bucksを絶賛したのが、彼だと言われています。

記事でご紹介している【Run It Up feat. MIYACHI】に上がっている「MIYACHI」にも注目です。

彼は「Jungle」の客演ラッパーとしても登場していましたね。

「ガッツリ系のラップはちょっと…」という人には、Rin音おすすめです。

次世代系ラッパーとして名高く、日常からテーマを拾ったまったり系のラップが特徴です。

同じジャンルながらかなり毛色の違う2曲を、聴き比べてみるのも面白いと思います。

「俺の価値はいくら?」と挑発するANARCHYの「Run It Up feat. MIYACHI」。その歌詞の意味を深読みすることでANARCHYが語る人間の真の価値について紐解いてみました。

俺様一番なラップはもう古い!?Rin音のような新世代ラッパーは、ゆったり感が売りです。攻撃的な音楽は苦手という人にも、きっと受け入れられるでしょう。【SNSを愛してる】は、日常を切り取った曲作りが得意な彼らしい1曲です。SNSが日常に浸透している今だからこその、想いを繋げる方法とは何でしょう?歌詞を解説していきます。

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