そこで「100万人の署名が集まったら、ポケビの新曲が発売できる！」という企画が始まりました。
そのため、ポケビのファンは必死になります。特に、小学生…！
今では、ネットで署名活動は簡単にできると思います。
…ですが、これは1998年のこと！ネットは普及しておりません…。
では、どのように、当時の小学生は署名を集めたと思いますか？
答えは「地元の駅前やデパートなどの人がたくさんいる場所の声かけ」です。
当時、「署名お願いします！」と声かけている小学生がたくさんいました。
私は、家族や親戚に署名をお願いしました。
今では考えられない光景が日本各地で広がっていたんです。
「信じられない…」と思う方もいるかもしれませんが、本当なんですよ！
そして…集まった署名の数は、178万4892人！
約180万人の署名が集まったんです。
これで、ポケビは新曲「POWER」を発売します。
壊されたデモテープの曲も発売された！
ポケットビスケッツの「POWER」の歌詞を紹介！
辛くて心から笑顔になれない日もある
南風よ伝えてよ あふれる想い あの人まで
予報はずれのどしゃぶりみたい 突然の罠にも
1人で泣いた夜もあったわ 無理して笑ってた
いつもあなたは そこにいたのに 素直になれなくて
愛のパワーで 救い出してね 青空の彼方へ
出典: POWER/作詞:CHIAKI ポケットビスケッツ 作曲:パッパラー河合
「あの人」とは、ずっとポケビのことを応援してくれたファンのことなのでしょう。
デモテープを作った新曲を罰ゲームで壊されてしまったポケビ…。
このときのポケビのメンバーの想いを、想像するだけで苦しくなります。
作詞も担当していたボーカル担当の千秋は、歌詞のように心から笑えない日もあったのでは…？
ポケビファンの小学生たちは諦めずに署名を集めます。
そんな小学生たちを見て、たくさんのパワーをもらったことだと思います。
身近にいる友達が元気がないと感じたら…救い出してみませんか？
愛や応援というパワーがあれば、落ち込んでる気持ちを救い出せるのです！
南風に乗せて感謝の想いを伝えたい！
南風よ伝えてよ あふれる想い あの人のところまで
ハッピーエンドのかけら集めて 走り出そう
どんな涙 流したとしても
出典: POWER/作詞:CHIAKI ポケットビスケッツ 作曲:パッパラー河合
「POWER」のサビです。
「署名お願いします！」という必死になってポケビを応援してくれる小学生たち。
その声が、ポケビのメンバーに伝わってきます。
ポケビも署名をしてくれたファンの人たちに感謝の想いを伝えたい！
南風に「ありがとう」という想いを乗せて…日本全国のファンに届きますように…。
そして、幸せの想いがつまった署名を集めてまた走り出すポケビ…！
悔しい涙を流したって、悲しい涙を流したって、また走り出しましょう！
適当なことでもマジメにやってみよう
モダンな友情 素敵なギャンブル つれないゲームでも
深呼吸して マジメにやったら 何か変わるのかな
3つ数えて 瞳閉じたら きらめく世界へと
出典: POWER/作詞:CHIAKI ポケットビスケッツ 作曲:パッパラー河合
あんまり乗り気じゃない授業や仕事は、つい適当になってしまいます…。
ですが、マジメに取り組んでみると…世界がガラリと変わるかもしれません！
「ウリナリ」の企画の流れから誕生したポケビ。
マジメに活動していくうちに、「ウリナリ」の大事な音楽ユニットに成長していました。
いや…「ウリナリ」だけではありません！
日本全国で必要不可欠な音楽ユニットになっていました。
日本全国から約180万人も署名が集まったのが証拠です！
人生なにがあるのか分かりません。
とりあえず、今目の前にあるものをマジメに取り込んでみませんか？
自分の物語は続いている…！
透明な絵本の中から 動き始めた物語の行方は
ハッピーエンドのかけら集めて 続いてゆく
いつも胸に あの歌を抱いて
出典: POWER/作詞:CHIAKI ポケットビスケッツ 作曲:パッパラー河合
企画の罰ゲームで新曲のデモテープが壊されたポケビ。
それでも、約180万人の署名が集まって、見事に新曲を発売することができました！
このように「ポケットビスケッツ」という白紙の絵本がどんどん描かれていました。
活動休止をしていますが、2018年8月には一夜だけ復活しています。
そう…！「ポケットビスケッツ」という物語は続いているんです。
今、落ち込んでいる…という人も、まだまだ物語は続くんです。
次のページをめくったら、明るいお話が待っているかもしれませんよ…！
