美術館では、様々な時代のアート作品を見ることができます。
それは、時空を超えて旅をすることと一緒なのですね。
時間を忘れ、遠い時代に想いを馳せることはとても楽しいでしょう。
ちなみに、この天使の像は一体誰の作品なのでしょうか?
もしかしたら、ルネッサンスの巨匠ミケランジェロの作品かもしれませんね。
「みんなのうた」のアニメーションの中では、少女と天使像が一緒に踊っています。
とっても楽しそうですね。
実際に、彫刻が踊ったらドスドスと音がなるのでしょうか。
想像しただけでも笑ってしまいそうです。
よかったら
赤い靴下で よければ
かたっぽあげる
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
そして、少女は自分の靴下を脱ぐのです。
片方だけ、というのがミソですね。
天使像と少女のやりとりがとても軽妙になると思うのです。
大貫妙子さんのユニークな世界観がポッと浮かび上がってくるようです。
このように、小さい部分に全てが凝縮されているのではないでしょうか。
そして、きっとメトロポリタン美術館の夜は本当に寒いのです。
だから、少女も両足裸足は辛い。
でも、そこを何とか天使像に優しくしてあげたいという一心で、片方の靴下を差し出したのですね。
このいじらしさに心を掴まれてしまうのではないでしょうか。
エジプト
出逢ったのは
エジプトでは ファラオ眠る
石の布団に くるまって
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
エジプトのファラオとは、古代エジプト王の称号のことですね。
代々、エジプト王になる人はファラオと呼ばれるのでしょう。
ファラオはその墓であるピラミッドの中に眠っています。
メトロポリタン美術館には、エジプトのコーナーがあり、ファラオ像がたくさんあるのですね。
ミイラの棺も展示してあったり、まるでピラミッドのなかを歩いているようです。
この王様が石の棺に入って眠っているのでしょう。
少女はファラオと出会って何を目にしたのでしょうか?
真夜中の美術館はとても怖そうです。
トラウマ曲と名づけられてしまう理由もわかる気がしますね。
続きます。
目覚める
呼んでみても 五千年の
夢を今も 見続けてる
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
少女は、ファラオを起こそうとしてみたようですね。
しかし、5千年もの長い眠りはそう簡単に解けるものではなさそうです。
ファラオの夢とは一体どんなものなのでしょうか?
全く想像がつきません。
まさか、自分が遠くアメリカのメトロポリタン美術館に展示されてるとは思はなかったでしょう。
人間は、死んでからもどうなるかわかったものではありませんね。
エジプト文明が誕生したのはおよそ紀元前5000年前といわれています。
エジプト王朝を開いたのが、紀元前約3000年となるので、現在までを5000年と数えているのですね。
途方ものない長い時間にくらくらしそうです。
ファラオさんへ
ワクワクすること
タイムトラベルは 楽し
メトロポリタンミュージアム
出典: メトロポリタン美術館/作詞:大貫妙子 作曲:大貫妙子
さあ、少女はファラオと出会って何をするのでしょうか?
ファラオはまだ起きません。
少女はとても肝が座っていますね。
ちっとも怖くないのですから。
小さな少女だと、暗闇は怖がりそうに思うのですが全然そんなことはありません。
むしろ楽しんでいるのです。
きっと、大きくなったら好奇心旺盛な素敵な大人になることでしょう。