「LINE 既読なのに返信こないSONG」の歌詞、いよいよ最後です。
というか、LINE自体よりも主人公の気持ちが歌詞の中心になっていますね。
それだけ、LINEが人の心と密接に結び付いたツールと言うことができるでしょうか。
もっとキミの近くに居たいよ もっとそばで視たいよ
前髪が触れ合うくらいキミとの隙間つぶしたいんだよ
好きな人はいないの? そんな事訊かないでよ
目の前にいるよ もお死んじゃいそうなんだよ
ねぇ気づいてないでしょ?
キミにずっとずっと恋してること
同じクラスになれたらいいなって
胸の奥がキュンキュン痛むんだ 好きだけど苦しいよ
既読のまま返信こないのが 怖くてキミの気持ち知るのが…
好きだって言葉を今も送れないまま
出典: LINE 既読なのに返信こないSONG/作詞:キャラメルペッパーズ 作曲:キャラメルペッパーズ
主人公の気持ち、本当にもどかしいですね!
なぜなら、主人公も相手の気持ちを理解していないからです。
LINEの歌だけど
言うまでもなく、「LINE 既読なのに返信こないSONG」はLINEがテーマです。
でも本当は、人のコミュニケーションは会話が基本であるという当たり前のことを気付かせてくれました。
「近くに居たい」という歌詞も、それを裏付けています。
また、先ほど述べたように、主人公は相手に理解されないと思い込んでいます。
しかし、主人公も相手のことを理解していないんです!
主人公は「好きな人はいないの」と尋ねられて、「目の前にいるよ」と心の中で思っています。
が、鈍いですね。この言葉は「好きな人がいないなら付き合おう」という意味なんですよ!
それなのに「気づいてないでしょ」と思い込んで、「既読無視」に思い悩む日々……。
はっきり言いましょう。ものすごく人生を損しています。
「既読無視」されたのは、たまたま相手が忙しくて、返信のタイミングを逃しただけかもしれません。
それなのに「嫌われている、恋心を知ってもらえない」と悩んでしまう主人公!
うーん、もうちょっとポジティブになったほうがいいですね。
勇気を出して!
最後の最後まで、主人公は自分の世界に閉じこもってしまいます!
でも、ちょっとだけ救いが見えてきますよ。
その笑顔は誰を想ってるの きっと僕じゃないんだよね
キミの前ではテンパってばっかでおかしくなってしまうけど
もしも僕に勇気があればキミは隣に居てくれるかな?
出典: LINE 既読なのに返信こないSONG/作詞:キャラメルペッパーズ 作曲:キャラメルペッパーズ
「きっと僕じゃない」という根拠はあるんでしょうか!いいえ、ありません。
彼女は主人公のことが好きなのに、彼自身がそれを理由なく否定しているんです。
一応、彼もそれを自覚しているようですね。
そして最後の最後で、「僕に勇気があれば」と願っています。
そうです、勇気を出して告白すれば、自然に道は開けるんですよ!
ただ、その勇気を出すのがいつになるのか……難しい問題です。
青春!「LINE 既読なのに返信こないSONG」のPV
ドラマ仕立てのPV
PVの最初の場面では、高校生くらいの少年たちが海辺の町で遊ぶ様子が描かれます。
そしてその中の一人が、同じ高校に通っている少女に「LINEを教えてほしい」と頼むんです。
彼は少女とLINE交換をするようになってからも、歌詞で描かれたような悩みを抱え続けます。
でも、彼女に会いに行くために走ったりと、けなげな努力もしていますね。
夕日の中で応援する3人
そして印象的なのが、時折挿入されるキャラメルペッパーズの3人です。
キャラメルペッパーズは夕日の中で歌っており、それ自体が美しい風景です。
それに加えて、若者を応援する姿勢が感じられるんですよね!
最後、夕日をバックに手でハートを作る姿は、「がんばれ」というメッセージです。
このように見てみると、「LINE 既読なのに返信こないSONG」は若者への応援歌とも考えられます。