リリース情報
1993年3月21日にリリース
【乙女のポリシー】は1993年3月21日にリリースとなりました。
【乙女のポリシー】は乙女心を歌った楽曲です。
しかし乙女心といっても、強さも兼ね備えています。
才色兼備な女性を目指す乙女心、といった感じでしょうか。
多くの女性が憧れる、凛々しい生き方を歌い上げています。
特に10代の女性からは多くの共感を得ました。
なんとCDは30万枚以上を売り上げ、デビュー早々に大ヒット。
カップリングとして収録されているのは【好きと言って】という楽曲です。
こちらは乙女心をつづった恋愛ソング。
いずれにしても、女性の気持ちが繊細に描写されています。
2曲とも、女性視点の可愛らしい歌詞が特徴的です。
TVアニメ「美少女戦士セーラームーンR」のED曲に起用
【乙女のポリシー】はアニメソングとしても有名です。
起用されたのは、TVアニメ「美少女戦士セーラームーンR」。
誰もが知る国民的アニメです。
同曲は、その記念すべき1期のエンディングに起用されました。
それが人気を博し、続編の1・2話のエンディングにも起用。
同曲の世界観はセーラームーンのキャラクター達と非常にマッチしています。
強く、そして美しく戦うセーラームーンたち。
彼女たちもまたそれぞれの【乙女のポリシー】を持っています。
そしてそのポリシーを胸に、平和を守っているのです。
誰が見ても憧れるような存在ですね。
今もなお、不動の人気を誇るTVアニメです。
同曲を懐かしく感じる方も多いでしょう。
同曲は、そんなセーラームーンの魅力が存分に詰め込まれています。
それでは早速、歌詞の内容を見ていきましょう。
【乙女のポリシー】とは
いつでも前向きに
どんなピンチのときも絶対あきらめない
そうよそれがカレンな乙女のポリシー
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
同曲は、自分に言い聞かせるような口ぶりで歌詞がつづられています。
誰に語り掛けるでもなく、「自分自身の心の声」といったような感じです。
歌詞中に、同曲の主人公や歌い手が誰かという特定は一切ありません。
想定するならセーラームーンたちの心情、といったところでしょうか。
しかし歌えば誰もが、自分のこととして捉えることもできます。
なぞれば自分のものになる、教科書のような歌ですね。
さて、同曲のタイトルは【乙女のポリシー】です。
では具体的に、ポリシーとはどういったものなのでしょうか。
この歌詞を見るに、それは「不屈の精神」です。
どんな状況下でも、しっかり向き合う。
とにかく何事にも前向きに取り組むこと。
これがまず1つめのポリシーです。
一見、「可憐」という言葉と「強さ」は矛盾するようにも思えます。
しかし芯の通った強さがあるからこそ、セーラームーンは美しいのです。
【乙女のポリシー】において、「強さ」と「美しさ」は表裏一体といえます。
ポリシーを貫く理由
いつかホントに出会う大事な人のために
顔を上げて飛び込んでゆくの
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
次の歌詞では、ポリシーを貫く理由が記載されています。
それは「未来の出会い」をないがしろにしないためです。
具体的に未来の出会いとは、恋人との出会いと想定できます。
まだ見ぬ恋人を夢見るのは、まさに少女漫画ですね。
ではこのポリシーを貫くと、将来的の出会いにどんなメリットがあるのでしょうか。
考えられるパターンは2つです。
1つは自分自身が成長し、相手に見合う女性になれるというメリット。
自分を前向きに保つことで、より精神的に大人な女性になれるということです。
相手からも素敵だと思われるかもしれません。
そういった自分磨きの観点で、【乙女のポリシー】を守っているかもしれませんね。
2つめは強い精神を持つことで、相手を守れるというメリット。
ご存じの通り、美少女戦士は戦います。
あきらめない精神は、明らかに彼女たちの強みです。
この強さがあれば、本当に守りたい人ができた時にも守れる。
そういったメリットも、あるのかもしれません。
非常に頼もしいですね。
美少女戦士の生き方
自分を信じて
コワイものなんかないよね
ときめく方がいいよね
大きな夢があるよね
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠