しかし、常に前向きに何かと向き合い続けるのも中々大変です。
そんな時、美少女戦士は何を思うのでしょうか。
この歌詞ではセーラームーンたちなりの、前向きな生き方が分かります。
ポイントは3つ。
1つめは恐怖を律することです。
自分に「怖いものは無い」と言い聞かせることで恐れをかき消します。
中々難しいですが、挑んでみないと結果は分かりません。
事実、セーラームーンたちは未知の敵にも果敢に挑みます。
2つめは未来に期待すること。
自分が踏み出すことで、より明るく楽しい未来があることを信じます。
よりよい方へ向かっている確信を持つことが重要です。
そして3つめは夢を確かめること。
自分の目標を再確認することで、再び足を踏み出せます。
もし物事を諦めかけても、このように考えること。
それもまた【乙女のポリシー】です。
真面目に凛々しく
だからピッと凛々しく
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
【乙女のポリシー】を総括する歌詞がこちらです。
【乙女のポリシー】、それは凛々しくあること。
凛々しい人は男女問わず美しく見えます。
そして、強さも兼ね備えているといえるでしょう。
凛々しさは外見も、そして内面も磨き上げてくれます。
しかし、常に凛々しい姿でいるのは現実世界では中々難しいでしょう。
現に、アニメの作中でもキャラクター全員が完全無欠なわけではありません。
主人公の月野うさぎには少々抜けているところがあります。
火野レイは、感情表現が不器用な面も。
どのキャラクターにも、取り繕ったような凛々しさはありません。
何事にも真摯に向かうことが、自然な凛々しさに繋がっているのです。
苦手なことや抜けているところがあっても、戦うときは戦う。
その真剣さが、彼女たちの魅力といえます。
時には困難も
自信を力に変えて
もっと大変なこと いっぱい待ち受けてる
きっとそれは華麗にはばたくチャンス
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
ここまでで【乙女のポリシー】が徐々に紐解けてきました。
しかしいくら真正面から物事をとらえても、困難は付き物です。
そんな時はどうすべきか、そのアンサーがあります。
歌詞を見ると、非常にポジティブです。
「ピンチをチャンスに変える」とはまさにこのこと。
セーラームーンたちは物事のネガティブな面をものともしません。
ネガティブな情報をあまり見ないことが、コツなのかもしれないですね。
それよりも、ずっとその後の未来や自分の成長を楽しみにしています。
困難を乗り越えれば、それだけ強くなれる。
そう信じれば、信念が自分の力になります。
そして積み重なった成功体験が、さらなる自信を与えてくれるでしょう。
自他ともに認める美しさを武器に
みんな本気のときがとってもきれいだから
自信もってクリアしてゆくの
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
では何故、そこまでひたむきでいることにこだわるのでしょうか。
先ほどご説明したように、自身が成長できるというメリットがあります。
しかしそれは精神の話。
この歌詞を見ると、外見の話をしているようです。
何かに真剣になっている人は、それだけで綺麗だと表現されています。
一般的に「いい顔をしている」と言ったりもしますね。
頑張っている人は外見も、そして内面もより輝けるということです。
美少女戦士たちはそれを分かっているからこそ、より前へと進みます。
乙女のポリシーを貫けば、どんどん自分が磨かれていくのです。
自分が何かを成し遂げられるか、不安なときは誰にでもあります。
失敗は滑稽だと思ってしまい、足がすくむこともあるでしょう。
しかし真剣に取り組む姿は美しく、応援したくなるものです。
それを分かっていれば、幾分か一歩を踏み出す自信にもつながります。
「自分は今美しいんだ!」という気持ちは、挑戦の強い武器になるでしょう。
秘めた力とは
秘めたるポテンシャル
今は眠る未知のパワー
いつかあふれるわ
出典: 乙女のポリシー/作詞:芹沢 類 作曲:永井誠
この歌詞でいう秘めた力とは、何を指すのでしょうか。
それはおそらく自分の「ポテンシャル」のことです。
「ポテンシャル」とは潜在能力のこと。
つまり自分でさえも、今は知らない能力ということです。
これはいつ開花するか分かりません。
しかし何もしないでいては、いつまでも開花しないでしょう。
常にチャレンジを繰り返し、物事に真面目に向き合うことが重要です。
そうして自分が自然と磨かれ、才能が開花するかもしれません。