あの頃の俺はやりたいこともねぇ 大事なのは自分の事だけ
顔を合わせてぶつかり合っては そのたび親父に叱られてた
何もできない悪ガキで そのくせでかい夢を探していた
そんなバカだった俺を『自慢の息子だ』と誇ってくれました
"男として生まれた意味"もあなたが教えてくれました
出典: 純白の花嫁/作詞:逗子三兄弟 作曲:逗子三兄弟
新郎はちょっとヤンチャな男性。
「自由に生きたい」と言いながらやりたいことが見つからずただ日々をすごしています。
毎日汗まみれになって働く父親を「カッコ悪い」と思っていた時期もあるのでしょうね。
そんなだから2人は顔を合わせるとケンカばかり。
父親は愛情があるからこそ「早く家族を守れる男になれ!」と叱ります。
そんな息子が結婚を決めたとき、やっと「自慢の息子だ」と言ってくれて……。
きっと父親の目には涙が滲(にじ)んでいたんじゃないでしょうか。
父親の大きさ
世界一の夢の支えも やっぱそれが家族なんだろう
『自分の力信じなさい』父に教わった夢の力を
親友ができたよ...お互い夢を語り合えるよ...
こんなでかい夢を追えること 未来の家族には俺が伝えていく
出典: 純白の花嫁/作詞:逗子三兄弟 作曲:逗子三兄弟
新郎が見つけた「夢」が何なのかは描かれていません。
でも「世界一の夢」ですから、相当に大きい夢なのでしょう。
普段は素っ気ない父親も息子の「本気」の触れて「やりたいようにやればいい」と認めてくれました。
そして、「夢」が見つかったことでそれを語り合う「親友」もできたようです。
本気の人の周りには本気の人が集まって来るのでしょう。
新郎もいつか子供が生まれたら「男はでっかい夢を持て!」と言うのでしょうね。
これからは2人で
今歩き始めるよ二人で もう少し心配もかけるだろうけど
きっと母は海のよう 惜しむことなく身を削るだろう
そそいでくれる無償の愛 いつも「おかえり」で迎えてくれる
父は太陽だよ デカイ背中を追いかけてんだよ
いつだって何かをその姿で教えてくれてる
出典: 純白の花嫁/作詞:逗子三兄弟 作曲:逗子三兄弟
これから新郎新婦は2人の人生を始めていきます。
まだまだ未熟ですからケンカになって周りを心配させてしまうこともあるでしょう。
それでもきっと母親は、穏やかな海のように2人を包んでくれます。
父親は多くは語らないかもしれません。でも太陽のような眩しさで常に先を走ってくれます。
そんな夫婦を見ることで新郎新婦の2人はお互いに反省するのでしょうね。
「お父さんとお母さんってやっぱすごいな」と言いながら……。
ありがとうが溢れだす
たった一つの家族なんだよ...たった一つの大好きな場所
産声をあげたあの日から たくさんの愛と夢をくれたね
愛すべき人...たった一人の大好きな人
あなたと私で紡いでく 今までもらった愛の言葉を
...なんでなんだろう? 何故か涙がとまらないけど
あなた達の子供に生まれて 心からとても感謝をしています
出典: 純白の花嫁/作詞:逗子三兄弟 作曲:逗子三兄弟
かけがえのない「家族」という存在。子供の頃から大好きだった自分の居場所。
ここは披露宴で生い立ちVTRを見ているのでしょうか。
これまで数えきれないたくさんの愛情を受けてきたことが思い出されます。
そうして今日の結婚式。すぐ横には、一番愛している人がいます。
両親から受けた愛情を、次の世代に繋いでいこうと小さく頷き合う2人の情景が浮かびます。
嬉しいときの涙って本当に理由が説明できないときがありますね。
ただ幸せでありがたくて、胸がいっぱいになる……。
こんな思いができるのは両親のおかげだと改めて「ありがとう」を言いたくなるのですね。
ストーリー性が高いこの曲は、両親への花束贈呈のシーンの需要が高いそうですよ。
CD収録情報
「純白の花嫁」は逗子三兄弟の代表曲とも言える名曲です。
一番最初に発表されたのは小森純さんがジャケットに登場するミニアルバム「Z3 DRIVE MUSIC」でした。
でも他のアルバムにも収録されていて、バージョン違いもあるようです。発売順に見ていきましょう。
逗子三兄弟
2012年に発売された全13曲入りのオリジナルアルバムです。
このアルバムに入っている「純白の花嫁」は「for wedding ver.」。
ピアノの弾き語りのようになっていて、原曲のメロディーラインとは雰囲気が違っています。
実際に結婚式でピアノやギターの弾き語りを考えている方にはこちらの方が参考になりそうです。