第5位:花鳥風月

2011年8月17日にリリースされたデビューシングルに収録

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デビューシングル「INORI」はトリプルA面シングルとなる作品です。デビューから独自の世界で勝負を仕掛けてきていることを感じられる楽曲ですよね。

「花鳥風月」は美しい自然の風景などを大切にする美意識の一つで、深瀬慧が自然に対する畏敬の念を込めて作ったものだったそうです。アレンジが加わったことでポップさが加わり、歌詞とのギャップに心を掴まれます。

歌詞を書いたのは、藤崎彩織。

彼女の性格は思ったことを何でも口にするさばさばしたところが魅力です。感情的で活動的。しかし、それはひとつの欠点でもあると語っています。

感情的であるからこそ、人に攻撃してしまったり関係を壊してしまうことがあるんだそうです。

攻撃的にならないため、人を傷つけないための「論理的」な考えをもつことの魅力、でも自分らしい「感情的」な心を亡くしてもいいのか。

その間で生まれる葛藤が歌詞の奥に描かれています。

自然を見つめながら、「自然であること」を考える。

SEKAI NO OWARIは、メンバーがおんなじマンションで暮らしていることでも有名ですよね。

一緒に居ればそれだけ相手をよく知ることが出来ると思えるのですが、忙しくなり始めたメンバー同士で同じ屋根の下に居ながら話し合う機会がへって、距離を感じ始めてきたころに書いた歌詞なんだそうですよ。

INORI
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SEKAI NO OWARI
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第4位:不死鳥

こちらもデビューシングル「INORI」に収録

そして、「不死鳥」は、人間とロボットという生き物の垣根を超えた壮大なラブストーリーに仕上がっています。

テーマにしたのは「終わりあるもの」と「終わりにないもの」。ストーリー展開があるため、この歌詞を作るのにはかなり時間がかかったそうです。

まるで「ロミオとジュリエット」のような不幸な行き違い、愛があるからこそ相手のもとへ行きたいと思う切なさに胸が痛くなります。

しかし、SEKAI NO OWARIは壮大な歌詞に重厚なメロディーをつけないあたりが面白いんですよね。

壮大なストーリーに壮大なメロディーは、当然すぎるんです。そしてこの楽曲には続きがあって・・・。

とこれから先はこの先の順位でお話ししますね!

第3位:深い森

2012年7月18日にリリースされた2ndアルバムに収録

「深い森」は2ndアルバム「ENTERTAINMENT」の16曲目に収録されている楽曲で、バンド初の全英詞となっています。

このアルバムに収録するために書いたのではなく、原曲はSEKAI NO OWARIの現メンバーじゃない時代から大切に演奏されていた曲を原曲にしているそうです。

この楽曲がラストになっているのも、この曲以上にトリを任せられる曲がなかったからなんだそうですよ。

最初パッと聞いた時には、歌詞というよりはメロディーに耳が止まるのですが、”歌詞の意味が分からないけれどなんか好き!”といわれるくらい魅力的な楽曲です。

でもこの曲、歌詞の意味を見てみると、かなり衝撃的な内容が含まれています。

「人が命を奪うという行為」について、皮肉ったような内容です。誰かを攻撃するのではなく、人としての常識の中にある「命を管理する」ということに対しての疑問を投げかけてくるようです。

ファンならご存知だとは思いますが、SEKAI NO OWARIは、動物殺処分ゼロ支援プロジェクトとして「ブレーメン」を行っています。

この曲はこの活動をする前から作られていますが、人としての根底にこういう想いがあることが感じられますね。

ENTERTAINMENT (通常盤)
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SEKAI NO OWARI
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第2位:眠り姫

2012年5月30日にリリースされた3rdシングル

こちらが、先ほどご紹介した「不死鳥」のその後のお話です。

オリコン週間ランキングで4位を獲得し、徐々に注目を浴びてきだしたころでしょう。

このシングルに入っている「生物学的幻想曲」もランキングには入っていませんが、筆者がおすすめしたい好きな楽曲の一つです。

不死鳥で永遠の命を持っていた女性が、神様に頼んで限りある命をもらい、そして”深い眠り”=”死”を迎えたのです。

SEKAI NO OWARIでは、作詞と作曲を同一人物が担当することがほとんどなかったのですが、この曲はどちらも深瀬が担当しています。

だからこそ、彼の音楽性がギュッと詰まった作品ともいえるでしょう。

歌詞にはファンタジックな言葉をちりばめられていますが、大切な人がいなくなった後の苦しさが親身に伝わってきます。

眠り姫(初回限定盤B)(DVD付)
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