思い出と生きるということ
消えたはずの、感情を押し殺していたテヨンが再び姿を現します。
その瞳は冒頭のような迷いや弱さというものは感じられず、どこか強さのようなものが感じられます。
それは大切な人を失った喪失感と向き合い、思い出や記憶とも生きてゆくという覚悟のようなものなのでしょうか。
思い出と生きてゆくということは決してそれにしがみついて生きてゆくということではないのです。
その人がくれた大切な時間や気持ちとともに生きてゆくということなのでしょう。
寂しさの中にも強さと覚悟を秘めた最後のシーンのテヨンからは、哀しみは感じられません。
思い出のページを閉じ、未来へとやっと歩みを進めようとしている微かな希望すら感じます。
3分30秒の物語
一見すると抽象的であっという間に終わってしまうものに感じる映像です。
しかし、この約3分30秒の中には喪失感と絶望感、そして微かな希望というひとつの物語が凝縮されています。
耳から感じて、視覚から感じ、そしてやがては心で感じるVOICE。
このふたつの「声」をぜひMVから堪能してみてはいかがですか。
OTOKAKEおすすめ関連記事
韓国人気アイドルグループ【少女時代】のメンバーまとめ!お気に入りは誰? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
デビューしてから結成10年の韓国アイドルグループ『少女時代』。「GEE」や「GENIE」のPVが衝撃的で、その綺麗な脚や軽やかな可愛い声、容姿やダンスに魅力を感じた方も多いかと思います。今回はそんな少女時代のメンバーについて詳しくまとめてみました。
宇多田ヒカル「真夏の通り雨」PV動画&歌詞の意味解説! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
「真夏の通り雨」は日本テレビ「NEWS ZERO」テーマ曲に起用され、5作目の配信限定シングルとして2016年4月15日にリリースされました。また6枚目のアルバム「Fantôme」にも収録され、同時リリースされた「花束を君に」と共に2016年の宇多田ヒカルの活動を代表する1曲になりました。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね