SPYAIR「サクラミツツキ」

「サクラミツツキ」/SPYAIRは銀魂OP!歌詞に込められた思いとは...!?動画付き!の画像

SPYAIR(スパイエアー)といえば『銀魂』!、とバンド名を見るたびについ連想してしまいます。

今回は彼らの「サクラミツツキ」という楽曲をご紹介します。アニメ版『銀魂』のOPに使用された作品で、同じくアニメ版『銀魂』で使われた「サムライハート」や劇場(アニメ)版の「現状ディストラクション」と同じくらい有名な曲です。

「サクラミツツキ」動画

PVはこちら

ボーカルのIKEさんがちょっと銀さんに見えなくもない…?ちょっと意識してる…?

曲はしっとりとしたスタートからバンドサウンドの盛り上がりへと移っていきます。サビの一気に爆発する感じが気持ちいい!

IKEさんの特徴ある声も非常に良いですね。

『銀魂』OPバージョン

る、涙腺が…‼

アニメ版『銀魂』の「一国傾城篇」、つまり第257話から第261話までのOP動画です。

ざっくりあらすじを述べると、かつては伝説の花魁と呼ばれた老婆から恋する男性の話を聞いた銀さんが、そのお相手を探しに出たところ、ついには国をも巻き込むスケールの話になってしまい…!?という、5話完結にして超ボリュームのあるお話になっています。

OPでは、早速この「一国傾城篇」のポイントとなる月と桜が出てきます。そして銀さんの師匠・吉田松陽先生の後ろ姿、白夜叉時代の銀さんと続き、物語のエッセンスがふんだんに使われたOPであることは本編を見れば一目瞭然でしょう。

ギャグのイメージが強い『銀魂』ですが、こんなシリアスで感動する長編もちょくちょく出てくるのです。だから面白さが尽きぬともいえましょう。

ちなみにコミックの『銀魂』で言うと、44~45巻に収録されています。アニメ版では一部カットされているシーンもあります。

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「サクラミツツキ」の歌詞は?

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それではそんな『銀魂』本編にぴったりな「サクラミツツキ」の歌詞をご覧ください。キーワードは『銀魂』本編と同じく月、春、約束です!

なお『銀魂』本編の各シーンを取りあげながらコメントを加えておりますので、思いっきりネタバレ注意でございます。ご了承くださいませ。

一人の春の夜

春の夜 一人だった
モノクロの空 ためいきが消えてく
足早な 人の波
ただ見つめてさ ずっと待っていたんだ

出典: https://twitter.com/spyair_musicbot/status/491142346700902401

「春の夜 一人だった」のは、「一国傾城篇」の花魁・鈴蘭のことだといえます。約束をした相手の男性を待ち続けて、何十年も一人で月を眺める春の夜を過ごしてきたことでしょう。花魁として客をとっていたら実際には一人ではなかったでしょうが、気持ち的には一人ということで。

「モノクロ」なのは、桜の下で会うのは鈴蘭と男性二人でという約束だからでしょう。一人では月夜があるだけで、そこに桜、そして白と黒以外に色はないのです。

それぞれの約束

あの日、君と 交わした約束

出典: https://twitter.com/renew_samusic/status/898653722527453184

このフレーズは上述の鈴蘭さんと相手の男性との約束のことをいっているのでしょう。

そしてそれだけではなく、銀さんや月詠さんたちなどが交わした戦いの約束や、皆と鈴蘭さんとの約束、そして将軍や江戸の国との約束など、登場人物全員が守り通そうとするそれぞれの約束のことを意味するといえます。

もちろん、視聴者のわたしたちがリアル世界で守っている約束としても捉えることができますね。

ちなみに本編で鈴蘭さん以上に胸を打つのは、銀さんと師匠の松陽先生との約束。銀さんが天導衆にやられて絶体絶命のときに思い出したのは、「みんなを護ってくださいね」という先生との約束でした。