「0 GAME」ってどんな曲?
これまでのイメージを一新?!
これまでのシングル曲というと爽やかなイメージが強かったSPYAIRですが、本作はかなりイメージが違います。
出だしから音がかっこよくて、歌詞もなかなか深くて大人な感じなんですね。
何か少し変わりはじめた気がしてなりません。
タイトルの読み方と意味
タイトルは「0 GAME」と書いて”ラブゲーム”と読みます。
私はテニスをやっているのでピンと来たのですが、テニスでは点数やゲーム数の”0”を”ラブ”と呼ぶのでそこからきているみたいなんです。
オフィシャルサイトにもこの曲に込められた意味が解説してあります。
タイトルの[0 GAME]は、テニスの”完封負け"から来る「ボロ負け」という意味。
出典: http://www.spyair.net/disco/archive/?AICL-2407
試合をして1ゲームも取れていないので、つまりボロ負けっていうことなんです。
ラブはLOVEの意味にも読み替えられますよね。
だから曲名を知るより先にこの曲を聴いた人は単純に恋のゲームっていう風に聞こえていたかもしれませんが、もっと深い意味が込められていたんです。
これっきりだったはずなのに何かハマり込んでしまう曲
これからこの曲を初めて聴くあなたは、歌詞を聴いていくと意味がわかってきてめっちゃオシャレなタイトルにシビレること間違いなし。
この”0 GAME”(完封負け)を恋愛のシーンに当てはめたらどうなるのか…
この曲ではそんな恋愛でボロ負けしている時の心情が歌われていて、1度聞いたら思わずこの曲の世界観に引き込まれてしまいます。
ここではこの0 GAMEの歌詞を解説しているので、是非読み進めてみてくださいね。
彼の心情を表す音に注目!
最初の女性の声の後、前奏が始まります。
歌詞に入るまでの間のこの前奏部分だけでも彼の心情が表されていて、何かいろいろ始まりそうな予感を感じさせます。
是非ここもしっかり聴いてみてくださいね。
何気ない深夜の電話かと思いきや・・・
真夜中の着信音に 寝つけそうだった目をこする
暗い部屋に 青く白く光り放つ
スクリーンセーバー
運命ってやつを信じるかい?
「そんなのきっと関係ない」と
手当たり次第 当たり散らした ガムシャラに
・・・嫌いじゃない
単純な0ゲーム
駆け引きもナシに 負けっぱなしなんだ
どうにかしたい
だけど、現実はクモの巣のように絡みあってる
出典: 0 GAME/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
ようやく寝つけそうだった真夜中に彼女から電話がかかってきて着信音で目が覚めてしまう主人公。
暗い部屋で青白く光るスクリーンセーバーの光がまぶしくて目をこすりながらもその電話に出て会話が始まっていきます。
なんだか小説の始まりのような曲の始まりは、主人公の恋する気持ちの始まりだったりもするのでしょうか・・・?
彼女のことを考えながら寝つけそうになっていたところに、彼女から電話がかかってきて運命を感じた主人公は自分に問いかけます。
「これは運命か?」と。
でも運命なんて信じられないし、そんなの関係ないと思いたくて当たり散らしてしまう彼。
だけど彼女のことを嫌いじゃないという気持ちは消えません。
今まで恋愛は勝ち負けだと思ってきたし、これまでは駆け引きを楽しんで自分が負けることなんてなかったLOVEゲームだったはずでした。
LOVEゲームなんて単純なものだったはずなのに、今回は駆け引きもできずに自分が0 GAMEで負けそうになっていく感覚が拭えません。