『My Friend』に込められたメッセージに迫る!
リスナーの心を揺さぶるメッセージ性の強い楽曲が魅力のロックバンド「SPYAIR」。
今回ご紹介する曲は、彼らの1stアルバムに収録されている『My Friend』です。
デビューアルバムの12曲中5曲がタイアップソングという豪華な1枚のラストを飾っています。
海の向こうまで伝わったメッセージ
アルバムがリリースされたのは2011年のこと。
当時の彼らの楽曲を耳にした方の中には「とんでもないバンドが出てきた」と感じた方もいるのではないでしょうか。
とにかく全ての曲に「思い」が感じられ、他にはない唯一無二のメロディもインパクト大でした。
『My Friend』は収録曲のひとつとして、大きな脚光を浴びることはありませんでした。
Rockin' the World
2011.09.21
2011年ブレイク確実と評されたロックバンド「SPYAIR」待望の1stALBUM!!!
出典: https://www.spyair.net/disco/archive/?AICL-2287
海の向こうの「Friend」へ
しかしそれから4年後、『My Friend』は海の向こうにいるファンの心を強く揺さぶります。
その国は台湾。2016年の台湾南部地震の被災者に向けてこの曲が歌われたのです。
海を渡り音で繋がる仲間たちに向けられた『My Friend』。
その歌詞には、どのようなメッセージが込められているのでしょうか。
「ここ」はどこ?
「明日また。」 それぞれの道を
歩いても 離れない My friend
出典: My Friend/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
恋人と友だちの大きな違いについて考えたことはありますか?
恋人同士は二人で同じ道を歩き、もしもどちらかが別の道を選択したら「別れ」という結末を迎えます。
つまり、道が違えば関係性が終わってしまうのです。
では友だちはどうでしょうか。
同じ何かを目指して歩いてきた友だちが、もしも別の道を選んだら。
「おう、頑張れよ!」
そんなふうに手を挙げて見送ることができるのではないでしょうか。
つまり、道が違っても関係性が終わらないのが友だちです。
例え遠く離れてしまっても、海を超えた外国にいても友だちという関係は続きます。
物理的距離と心の距離が比例しない、ともいえますね。
ありのまま 生きてく強さと
失っちゃいけないモノがここにある
出典: My Friend/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
子供と大人の違い
何をしてあげたわけでもないのに、親友が「いつもありがとう」とお礼を言ったらびっくりします。
でも、嫌な気持ちにはなりません。ちょっと照れくさいですね。