にゃんぞぬデシ「勘違い心拍数」のMVを観てみよう

にゃんぞぬデシの「勘違い心拍数」のMVは、歌詞とシンクロしている部分が多いです。

前半は、女性社員が仕事で女の先輩や上司にガミガミ言われても言い返せない不満がつのるシーン。

中盤は疲れて眠ってしまい、ラストはみんなで仲良く職場でダンスするという展開です。

MVが完全に歌詞を表しているとは言い切れませんが、頭に入れておくと意味を理解しやすくなります。

ではさっそく、1番の歌詞から徹底深読みしていきましょう。

1番の歌詞は働く女子の苦悩?

1番Aメロ

にゃんぞぬデシ【勘違い心拍数】歌詞の意味を解釈!何のために勘違いが必要?鼓動に導かれた先に待つものはの画像

3番線に電車が 到着しますもうすぐ
誰しもが 平気なお面を付けている
満員電車の内側 平凡を抜け出して
あり得ない 明日を生きてみたい

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

電車に乗っているときの心情を表現しているのでしょう。

「電車になんか乗りたくない。」「仕事なんか行きたくない。」

そんなちょっとネガティブな気持ちが伝わってきます。

満員電車といっているので、朝の風景でしょう。

“お面”という表現がとても興味深いと思います。

みんな平気なフリをしているだけだという、主人公から辛さが感じられる一節です。

そして朝から電車に乗り込み、会社に行くというのを平凡でつまらないと表現。

「平凡じゃないワクワクするような世界に飛び出したい!」と歌っているのです。

“あり得ない”というのはこの時点の主人公の心情を吐露したような言葉ではないでしょうか。

主人公のメンタルは大丈夫?この先のストーリーが気になって仕方がありません。

不満を溜め込んでいるBメロの歌詞

大人しい人と言われるが 言葉を留めてるだけなんだ
平和な人だと言われるが 心を留めてるだけなんだ

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

胸に刺さるような歌詞です。

大人しい人にだって感情はあります。

ただ、それをすぐに相手にぶつけないだけなのです。

主人公は、相手がどう思うか考え過ぎるばかりに、素直に言葉を出せないのでしょう。

そして大人しいだとか平和だとか言われて下に見られてしまうのです。

しかし“留めている”というフレーズから、不満はもう限界に近いという印象を受けます。

これからついに主人公は感情を爆発させてしまうのでしょうか?

ハラハラする展開になってきました。 

1番のサビの歌詞

ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
僕のハートはギラギラ
ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
夢を育てていきたい
ドキュンドキュンバキュンバキュンしてる
命は奇想天外
ドキュンドキュンバキュンバキュンしてる
疲れて暇を消して行け
恋に落ちたと勘違いしちゃうくらいに

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

AメロとBメロで溜めていた不満が爆発したような歌詞です。

“ドキュンドキュン”は高鳴る心臓の鼓動の音を表現したのでしょう。

“バキュンバキュン”は音的に、感情が暴発してしまったような印象を受けます。

本当は野心があってやりたいこともあるにも関わらず、会社ではいいように使われてしまっている主人公。

その不満が、サビで弾けてしまったのではないでしょうか。

ただ、“暇を消して行け〜”以降の歌詞が少し気になります。

「この状況も、恋に落ちたときと同じくらい楽しめるぞ!」

もしかすると、そんなポジティブな気持ちを歌っているのかもしれません。

主人公の心の奥底に、周囲の言葉に惑わされない強さが垣間見えるようです。

2番の歌詞を徹底解説!

2番のAメロ

自己紹介特技はナチュラル作り笑い
今すぐに空気を凍らせてみたい
やらないけれど

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ