2番Aメロは自己紹介から入るので、もしかすると合コン歌詞でしょうか。

作り笑いが特技だなんて、ここでも1番と同様に気持ちが冷めているのが読みとれます。

仕事で疲れて、異性との出会いにも興味を示せないのでしょう。

「こんな発言をしたら相手はびっくりしてわたしを嫌いになるだろう。試しにやってみたい。」

「でも、人としてそんなことできない。」

そのような揺れ動く心情が描かれています。

許されるなら本当のことを言いたいけど、周囲の関係を気にすると発言できないことがあります。

そんな誰もが感じたことのある心境を歌っているのです。

2番Bメロ

もしも心が読まれてたら僕がいる場所は無くなるのだろう
「もしもし」心は繋がらない 速度制限かかってないのに

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

本音が相手に透けてしまったら批難されるだろうと歌っています。

「お前はそんなことを思っていたのか!」

もしも心が読まれたら、周囲からそんなお叱りを受けてしまうかもしれません。

その後で“もしもし〜”と続いているところが面白いです。

心は一体どこと繋がらないのでしょうか?

自分の口相手の心としっかり繋がらないのだと考えられると思います。

“速度制限”というワードから、心をほとんど外とコネクトする機会がないのではないでしょうか。

ネットの通信速度制限と掛けている、とても興味深い言葉選びです。

これぞにゃんぞぬデシのセンスでしょう。

2番のサビ

ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
闇に夢がすくまぬように
ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
愛を育てていきたい
ドキュンドキュンバキュンバキュンしてる
楽しいけど悲しいヒビで
ドキュンドキュンバキュンバキュンしてる
疲れて暇を消して行け

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

“愛を〜”というワードがありますが、まだ主人公が恋をしているような描写は出てきせん。

そう考えると、ここでいう愛は主人公が自分自身を労わるための愛なのでしょう。

もしくは、相手を蔑まないための慈愛かもしれません。

「自分の夢や気持ちをもっと大切にしなければならない。」

そうを自身を見つめ直しているのではないでしょうか。

誰かと恋してる可能性は?

もちろん主人公に恋人がいて、その愛を育てたいと歌っている可能性もあります。

そうなるとサビは、仕事や恋に一生懸命になれば、落ち込む暇もなくなると捉えられる歌詞です。

「勘違い心拍数」歌詞は、複数の解釈ができて面白いと思います。

“ヒビ”がダブルミーニングになっている

“ヒビ”がカタカナになっているところが興味深い!

素直に受け取れば“日々”となりますが、“心のヒビ”とも捉えられます。

ダブルミーニングにすることで、聴き手の気持ちで解釈できるようになっているのです。

にゃんぞぬデシの歌詞は聴けば聴くほど、新たな発見ができます。

Cメロの歌詞を解説

にゃんぞぬデシ【勘違い心拍数】歌詞の意味を解釈!何のために勘違いが必要?鼓動に導かれた先に待つものはの画像

なんだって「はい」「はい」「はい」「はい」
良い子になりたいわけじゃなくて
高鳴りはイェイ イェイ イェイ イェイ
さらけ出す場所はまだないけど
そっぽを向かれたり物語して 今を光って行け

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ

「別にぶりっ子しているわけじゃない!」

主人公のストレートな思いが伝わってきます。

自分が想いをぶつけられる人や場所はまだないけど、それでも輝いて今を生きようというエールです。

“そっぽを〜”という部分は、理解されなくてもと解釈することができます。

ただ、“物語して”というところがちょっと謎。

あまり聞き慣れない表現です。

おそらく「物語を自分で作っていけ」ということなのでしょう。

ラストのサビの心情

ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
鼓動が鳴り響いた数だけ
生きた証となることでしょう

ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
ドキュンドキュンバキュンバキュンさせて
恋に落ちたと勘違いしちゃうくらいに

出典: 勘違い心拍数/作詞:にゃんぞぬデシ 作曲:にゃんぞぬデシ