「Yin Yang(イヤン)」とはどんな曲？
まずは曲について、簡単にご紹介していきましょう。
- どこで流れた曲なのか？
- 曲づくりの背景とは？
- タイトルの意味は何なのか？
- マーケティングについて
こちらの4つのポイントからまとめます。
「私は今すぐにでもPVを観たい！」という場合は、記事後半までサラッと読み進めてみて下さいね。
「最高の離婚」主題歌
「Yin Yang(イヤン)」は2013年の冬ドラマ枠（1月～3月）で放送された「最高の離婚」の主題歌です。
瑛太と尾野真千子、真木よう子と綾野剛（敬称略）が演じる2組の夫婦？をコミカルに描いた作品で、出演者が踊るエンディングのダンスが非常に話題になりました。
視聴率も毎回10%を超える人気でしたね。
そこで流れた曲が「Yin Yang(イヤン)」。
毎回ダンスが少しずつ変化していく演出が視聴者の興味を惹きつけました。
1960年代の世界観
1960年代の歌謡曲・グループ・サウンズを強く意識した楽曲。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yin_Yang/涙をぶっとばせ!!/おいしい秘密#cite_note-yomimono-14
PVを視聴してみると独特の世界観を感じますが、1960年代をイメージしたものなんだとか。
1960年代と言えば、世界的にはビートルズが大活躍した年代。あとアポロ11号の月面着陸などもこの年代です。
日本だと昭和35年から44年なので「高度成長期」に当たります。
新幹線の開通、東京オリンピックなど、日本経済が飛躍的に成長していきます。
ちなみに、NHKの朝ドラが始まったのはこの時期ですね。
そして、1966年にビートルズが来日することで、グループ・サウンズが大流行！
今の日本では考えられないくらい、活気とエネルギーに溢れた時代だったのではないでしょうか。
桑田さんは、そんな時代をイメージしてこの曲を作ったようですね。
タイトルの意味とは？
曲のタイトルが非常に個性的ですが、どういう意味があるのでしょう？
「Yin Yang」は「陰陽」の中国語読み（イン・ヤン）で、「イヤン」に対しての当て字をディレクターと相談して決めた
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yin_Yang/涙をぶっとばせ!!/おいしい秘密#cite_note-yomimono-14
陰と陽でイヤンが結びつくなんて、桑田佳祐さんらしいぶっ飛んだセンスを感じます。
物事には必ずと言っていいほど陰と陽がある。（表と裏がある）
人間も同じで、理性が「陽」で欲望が「陰」と捉えることもできそうですね。
ちなみに、陰の代名詞的な存在である「月」がもし存在しなかったら、地球は多くの生物が生存できない荒野だったそうですよ。
月の引力で絶妙なバランスを取っているからこその美しい地球なんだとか。
陰と陽、どちらも大事です！イヤン！
トリプルA面シングルとして発売！
「Yin Yang(イヤン)」は「涙をぶっとばせ!!」「おいしい秘密」とともにトリプルA面シングルとして2013年3月に発売されました。
ドラマ終盤での発売となった格好なので、エンディングで桑田さんがコラボしたのを見たファンは相当待ちわびたことでしょう。
この当たりのタイミングは仕掛け人（マーケティング担当の方）が上手かったのでしょうね。
ちなみに、「涙をぶっとばせ!!」はNTTドコモのCMソング、「おいしい秘密」はサッポロのアルコールフリードリンクのCMソング。
ドラマ主題歌にCM起用と、桑田ソングの凄まじさをここからも感じることができますね。
ドラマエンディングにカメオ出演！
毎回、ダンスが変わる演出で人気だったドラマのエンディングですが、第8回放送からは何と！桑田佳祐さんご本人も出演しちゃうんです！
これには視聴者もびっくりしたようで、当時はこちらも大きな話題となりました。
しかも、けっこう堂々と出演されているので、何も聞かされていない視聴者の多くは前のめりで画面に釘付けだったでしょうね。
