「ごめんね 愛しているよ」
その一言にいっつもいっつも
騙されていた
次はもうないからね?
信じていいの?
わたしも大好き 愛しているよ
これからも一緒にいようよ
「ばーか」
出典: ばーか。/作詞:あれくん 作曲:あれくん
この部分の歌詞を見ると、同じようなやり取りが過去にも何度もあったことがわかります。
そして先ほどの歌詞からもわかるように、彼女は彼氏のことが好きで、本当は別れたくはないのでしょう。
別れをほのめかしたのは、彼の愛情を試したかっただけなのではないでしょうか。
本当は別れたくない。
そう思っているからこそ、何度も同じやり取りをしているにも関わらず、彼の「ごめんね」とか「愛してるよ」という言葉に何度も騙される。
本当は信じたいからこそ、結果的にそれが騙されることになるとしても、信じたいという想いで許してしまうのではないでしょうか。
そんな心理描写もリアルだなと感じます。
彼の気持ち
素直になれない彼氏
後半は、男性目線の歌詞になっています。
女性目線の歌詞だけを見ると、彼女といても携帯ばかり触って、彼女の話も聞かないひどい彼氏です。
そのくせ、彼女が別れを切り出すとそんなときだけ謝る。なんだかちっとも反省していないように感じてしまいますね。
ですが、後半の男性目線の歌詞を見ると、実はそうでもないということがわかります。
毎回嫉妬させてばっかで
ごめんね? それに携帯ばかり
付き合いたての時より "もっと"
「好きなんだ」って言いたかったんだ
だけど 素直になれなかった
君に嫉妬してたんだ
これからは君のことを
精一杯包み込むよ
出典: ばーか。/作詞:あれくん 作曲:あれくん
付き合いたての初々しい頃に戻りたいと願っていた彼女。
ですが、実は彼氏は、付き合いたての頃より彼女のことをもっと好きになっていたのです。
なのに素直になれず、そのことを言い出せないばかりか、照れ隠しで携帯ばかり触ってしまう彼氏。
彼女からしたら、それならそうと言ってよ!と言いたくなりそうな彼氏ですね。
ですが、彼は彼で、素直に気持ちを伝えることのできる彼女に嫉妬していたようです。
彼氏がそれを言い出せないばかりに、2人の気持ちはすれ違ってしまっていたのです。
本当は一緒にいたい
「こんなんだったら私達
終わりにしよって」 僕に言った (終わりにしよ)
そんな時でも素直になれず
あぁ なんだか子供みたいだ
あのさ 本当は言いたいんだ
君が好きなの 他じゃ嫌なの
君だけいれば 僕はいいの
ぎゅっ! って そっと抱きついた
ぎゅって君を抱きしめた
出典: ばーか。/作詞:あれくん 作曲:あれくん
素直になれない彼氏に、ついに彼女は別れを切り出します。
この部分は、彼女目線の歌詞と同じ場面を歌っているようです。
なのに、そんな時でさえ素直になれない彼氏。
そんな子供みたいな自分のことをもどかしく思っている様子が伝わってきますね。
彼女のことが好きで、代わりはいなくて、彼女さえいればそれでいい。
だけど、そんな気持ちをきっと口ではうまく想いを伝えられなかったのでしょう。
彼女のことをぎゅっと抱きしめます。
今までごめんね大好きだよ
これからも一緒にいてくれる?
ありがとう
時計の針をずっと眺めて
一緒に人生 歩み進めて
行きたいな 生きたいな? ね!
僕たち一緒にいようね!
これからも愛しています
だから これからも愛してほしい
僕が宝物に 送る愛の言葉
君へと捧げる愛の歌
出典: ばーか。/作詞:あれくん 作曲:あれくん
ストレートな愛の言葉が並んでいます。
彼女のことが大好きだという気持ち。ずっと一緒に過ごしたいという想い。
それは、やっと素直になることができた彼氏の口から出た正直な気持ちでした。
その想いは彼女に伝わったのでしょうか。
これからの2人
彼の決意
もっと君に伝えたい
「愛してる」大好きだよって言葉を
口だけの男じゃないってことを
証明してみせるから
君と一緒に星を見たいな
夜空に輝く一等星みたいな輝きを叶えたい
2人で描く愛のストーリーを
出典: ばーか。/作詞:あれくん 作曲:あれくん
ここでは彼氏の強い決意の気持ちが読み取れます。
もっと彼女に自分の気持を伝えたいと、そして口だけじゃないと証明すると言っています。
今までのことを反省して、今度こそ信じてほしいと言う彼氏。
そんな彼氏に、彼女はどんな反応を返すのでしょうか。