メンバー全員のダンスパート。

人数の多いモーニング娘。ならではのフォーメーションダンスがここでも取り入れられています。

このセットについて、メイキング映像では「華やかなステージのバックヤード」をイメージしたと説明されています。

裏方として働く彼女たちにぴったりのもう一つの舞台ということでしょうか。

サビの歌唱に入る直前に、メンバーのまわりをカメラがぐるりと一周するカットがあります。

メイキング映像をみると、60台の固定カメラをメンバーを囲むように取り付けているようです。

カメラが一周しているのではなく、実際はそれぞれのカメラの映像をつなげているのかもしれません。

空間の広さが出て、メンバーたちのかっこよさが際立つ演出です。

ドラマシーン(ラスト)

舞台スタッフ2人が舞台でお辞儀をし、ほかのメンバーが笑顔で拍手をするシーン。

オーディションの結果はどうだったのでしょう?

本人たちの表情や拍手をしているメンバーの表情から想像するに、きっといい方向にいったのでしょうね。

悲哀を表現する音楽「Blues」ですが、最後は前向きに終わります。

生きてればblueになることもあるけど、お互いに頑張ろうよというメッセージ。

なんだか頑張れそうな気がしてきます。

メイキング映像もチェック!

「アプカミ」公式YouTubeチャンネルにて、「人生Blues」MV撮影のメイキングが公開されています。(14:10~)

メイキング映像というのは、とても興味深いです。

作品として世に出るものがどういう考えのもとどういう方法で作られているのかを垣間見ることができるからです。

「人生Blues」のMVも、カメラマンがセグウェイに乗って撮影していたり、ダンスシーンで60台のカメラを使っていたり…

どうやって楽曲を表現していくかということについて、映像のプロの工夫が詰まっているのだなと感じます。

メンバーたちも、歌も踊りも演技もできて…と多才でなければなかなか務まらない仕事であることがわかります。

彼女たちはblueにはなっていないでしょうか。

アーティストやアイドルの方々って、自分たちの楽曲に支えられることも、ままあるのかなと想像します。

メイキング映像での様子を見る限り、全然心配なさそうですけどね。

「人生Blues」のMVと一緒に味わいたい!歌詞の意味は?

1番の歌詞

モーニング娘。'19【人生Blues】MVを徹底解説!あのOGも登場!?人生の秘訣に触れてみようの画像

恐がるな
戸惑うな
躊躇すな
油断すな
All Right All Right All Right All Right

出典: 人生Blues/作詞:つんく 作曲:つんく

仕事において、強気でやっていかないといけない場面って結構ありますよね。

日が浅かったりしてわからないことが多いと、1つ1つ自分で正解を出していくことに気後れする気持ちもわかります。

メンバーがどこかつまらなそうに仕事をする映像。

「あきらめないで」という文字はこの部分の歌詞の補足であり、次のパートのテキストに続くワードかもしれません。

慎重も
敏速も
丁寧も
真心も
Balance Balance Balance Balance

出典: 人生Blues/作詞:つんく 作曲:つんく

仕事はバランスが大事だと言われています。

ミスがあってはならなくて、手早く済ませなくてはならなくて。

一方で、商品やサービスを受け取る側への気持ちも重要で。

それぞれがアンビバレンスな要素でもあります。

だから、こちらを立てればこちらが立たず…みたいな状況ってなにも考えなければ普通に起こりうるのです。

それらをすべて両立させていくのは、当たり前のことのようで実は一工夫必要だったりします。

MVの「それぞれの夢に向かって」は「あきらめないで」に続くワードでしょうか。

笑ってみ
100回さ
笑ってみ
声にして
笑ってみ
全身で
笑ってみ
毎日

出典: 人生Blues/作詞:つんく 作曲:つんく

嫌なことがあったとき、気持ちが沈んでしまっているときに、「笑う」というのは大変効果があるといわれています。

とてもじゃないけど笑う気分になれない…

そんなときも、鏡の前で口角をあげてみるだけでも、気持ちが上向いてくるそうです。

気持ちがあとからついてくるというのは不思議な体験ですが、科学的にも証明されているそうですよ。

この歌詞のように笑える頃には、きっともう100%気持ちは前を向いているでしょうね。

背中を蹴り飛ばされるようなスパルタ感があります。

序盤からこのBメロが終わるまでは、引き続きメンバーが辛い仕事をなんとかこなす様子が続きます。

Bメロのたたみかけるようなメロディーがサビ前を盛り上げてくれています。

人生って
なんとも無理な場面から
なんとかするからなんとかなる
SO 諦めたら 只の人
黄昏たいけれど…

出典: 人生Blues/作詞:つんく 作曲:つんく

しんどいときは休むことももちろん大事です。

でも、それは決して諦めではなく、切り抜けるのに必要な充電時間でありたいものです。

このサビのパートではメンバーが次々にカメラ目線で凛々しい表情をみせます。

サビのメッセージが力強く伝わってきますね。

人生って
ここぞという日があるんだね
前もってわかりゃいいんだけど
SO 後になればあの時と
気がつくもんだよね…
人生Blues

出典: 人生Blues/作詞:つんく 作曲:つんく

自分が渦中にいるときは、なかなか自分の状況を客観的にみることはできません。

その時の自分が持っている思考力や体力や交渉力を駆使して、目の前のことをクリアしていくしかないのです。

でも、そこで踏ん張ったことって、のちのち絶対に自分の力になります。

あとになって振り返ったときには、きっと自分のレベルもあがっていることでしょう。

そう思ったら、ガッツもわいてきそうです。

MVではメンバーが少しやる気を出しているようにもみえます。踏ん張り時を表現しているのでしょうか。

2番の歌詞