アニメ「約束のネバーランド」OP曲に抜擢!
多様性かつ表現力に優れた「UVERworld」。
今回はそんな彼らの楽曲「Touch off」に注目してみます。
この楽曲は週刊少年ジャンプに連載されている漫画のTVアニメOP曲に抜擢されました。
2019年1月から3ヵ月に渡り第1期が放送されたので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2020年には第2期の放送が予定されています。
週刊少年ジャンプ連載の「約ネバ」
孤児院で育てられた子ども達が過酷な運命に抗っていく物語。白井の初連載作品で、出水にとっては6度目の連載作品。
タイトルは主人公たちのいる世界やストーリー展開を元につけられている。原題は『ネバーランド』だったが、最終的に『約束の』が付け足された。
連載開始当初から反響が高く、いくつもの漫画賞を受賞している。
白井は連載前から「20巻以内に終わる漫画」を目指しており、4年以上続けるつもりは無いという。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/約束のネバーランド
「Touch off」がOP曲として使われたアニメは「約束のネバーランド」です。
深夜枠での放送でダークなストーリー性が話題になりました。
行き場のない孤児たちが自分の自由と人生を取り戻すために戦い抜く様は感動を呼ぶ物語。
大人が見ても心が洗われるような、人生とは何かに焦点を当てた内容が特徴です。機会があれば見てみてください。
早速MVを解説

早速見ていただいたのは「Touch off」のMVショートバージョンです。
ショートバージョンでも「Touch off」の世界観がヒシヒシと伝わってきますね。
まず目を奪われるのは床を這うコードを沿って高速で突き抜けるような躍動感。
一気に電子音が響き、凝ったライティング演出でメンバーが映し出されます。
メンバーのバックにあるライトによって彼らの姿はシルエットでしか見えないのも敢えての演出でしょう。
そしてヒップホップ調に響き渡るビート。ボーカルのTAKUYA∞がパンチを繰り出すのと同時に大きく表れる光の環。
突如として現れるサックスの鮮烈さはまるで「CORE PRIDE」を彷彿とさせます。
この演出がどこか幻想的かつ閉塞的な「約束のネバーランド」の世界観を表現しているようです。
全貌はぜひフルバージョンで
紹介したMVはAメロ部分だけの切り取りなので、「Touch off」の全貌は見えません。
是非YouTube以外のコンテンツで楽曲をフルバージョンで聴いてみてください。
Aメロの歌詞ではまだ行動する前の思想を歌っているのですがBメロからは行動に移す感情が見て取れます。
特に「満を持した」と宣言する歌詞が印象的で「約束のネバーランド」の主人公の気持ちを表現しているようです。
後ほど歌詞も紹介しますのでお楽しみに!
さて、MVでは幾つもの穴から漏れる光によって陰になるメンバーが演奏を続けます。
その光と影、そして生演奏と電子音からは何が伝わってくるでしょうか。
孤独感を蹴散らし、自由を自分の手で勝ち取るんだという強い想いを感じませんか。
歌詞に込められた意味をちょっとだけ考察してみよう
「約束のネバーランド」との整合性
2018年に制作を始めたといわれている「Touch off」。
「約束のネバーランド」のOP曲に決まった時、実はまだ歌詞が完全ではなかったとのこと。
原作を読破し、ストーリーの色々な場面を切り取って歌詞に反映しているのだそうですよ。
そのため、「約束のネバーランド」ファンが聴いても違和感がなく整合性を感じられる仕上がりになっています。
これは以前インタビューでTAKUYA∞自身が語っていました。
「Touch off」には「約束のネバーランド」で生きる孤児の子供たちの不屈の精神がリンクしているようです。
自由になるために諦めない事、人生を取り戻すために立ち上がる闘志などが、ストーリーともピッタリ。
「UVERworld」が「Touch off」に込めた想いを知ると、さらに楽曲の素晴らしさがわかります。
それと同時に「UVERworld」というアーティストが持つ世界観や揺るぎない想いも伝わってきます。
ここからは少しだけ「Touch off」の歌詞に触れてみたいと思います!
後に続く言葉を連想できる歌詞
FIRE
あと幾つの自由を
出典: Touch off/作詞:TAKUYA∞ 作曲:UVERworld
曲入りのここの歌詞は後に続く言葉を聴き手が自由に想像できそうです。
なぜなら、文章としては述語まで完結していないから。
「自由を…」とそのあとに続く言葉が背景にあるはずなのです。
例えば、「手に入れたなら〇〇だろう」や「勝ち取ったならば〇〇になるのか」など。
歌詞全体を俯瞰(ふかん)してみることでどんなメッセージを伝えたいのかが見えきそうですね。