基礎
欅坂46加入前は、バスケットボール部に所属して汗を流していたスポーツ少女の平手。
さらにダンスは、5歳からバレエを習い7年間続けていました。
そうした基礎が、彼女のしなやかな身体の動きへとつながっているのでしょう。
ダンス
とは言っても、ポップスのダンスは経験のなかった平手。
現在も、純粋にダンススキルだけを見れば他のメンバーの方が上手い、という意見も少なくありません。
しかし、そんな彼女のスキルは日々、驚異的なスピードで成長し続けています。
そんな風に欅坂46に加入後、日々努力をしてダンススキルを磨いているからこそ、新曲が出るたびに世間が彼女に驚くのです。
なんせまだ16歳、まだまだ伸びる発展途上の少女です。
表情
そんな彼女が、何故ファーストシングルからこんなにも世間からの注目を集めたか、その大きな要因のひとつに「表情」が挙げられます。
たとえばフィギュア・スケートなど世界選手権もあるような競技性の高い踊りの世界でも、「表現力」は大きな加点ポイントになるほど、ダンスにおいて表情は重要です。
さらに、アイドルが踊るポップスで特に重要視されるのは「歌詞」。
どれだけ歌詞の世界観を全身で表現できるか、その点において平手は天性の才能を持っているのです。
たとえば「サイレントマジョリティー」。
学生運動をモチーフにしたともいわれるこの楽曲、重要なのは表情から感じられる強い意志です。
そこでセンターを務めた平手は、一切の笑顔を封印し、まるで宣戦布告するかのようなきつい眼差しでカメラを睨みつけています。
さらに「風に吹かれても」。
メンバーのハンサムな装いが話題になったこの一本では、ばっさりショートカット、黒縁眼鏡と余裕のある口の端に浮かべた笑顔で“イケメン”を完全に演じ切った平手。
男の色気さえ感じさせる表情からは、彼女が一級の「役者」であることが伺い知れます。
平井堅とのコラボレーション
そんな彼女の真骨頂が見られたのが、2017年の“FNS歌謡祭”でした。
振付師・CRE8BOY
東方神起や乃木坂46などの振付師としても活躍するCRE8BOY。
そんな彼らが今回の平手のダンスの振り付けを担当しました。
そんな彼らは、平手のダンスを「16歳にして完成されている」と大絶賛。
アイドルらしからぬ表現力の高さに、ファンからは困惑の意見さえも見られます。