前島麻由【YELLOW】歌詞を和訳付きで解説！主人公は生きてる？死んでる？絶望の中で思う事とは…

前島麻由（まえしま　まゆ）は2019年4月24日にソロデビューしました。

彼女はMYTH & ROIDのボーカリストMayuとして活動していたことで知られています。

2017年に卒業という形でMYTH & ROIDを去った後、2年ぶりにファン待望の復帰です。

今回はその記念すべきデビューシングル『YELLOW』の歌詞を解説していきたいと思います。

みなさんは『YELLOW（黄色）』にどんなイメージがありますか？

「黄色い声」などに代表される、明るい陽気なイメージでしょうか？

この曲ではどうやら逆の意味として使われているようです。

作詞にも関わった前島さんは、英語の「YELLOW」のイメージを意識したそうです。

英語で「YELLOW」と言うと、「臆病、ねたみ深い、しっと深い」という意味もあります。

日本で黄色というと、レモンなどを連想して爽やかな印象、ひよこを連想してかわいい印象もあるんじゃないでしょうか？

そんな明るいイメージと違い、ネガティブな意味ですよね。

後ほど、歌詞を読み解きますが、このタイトルの意味を意識しながら読んでみると良いかもしれません。

ちなみにネイティブスピーカーのように英語で歌う前島さんですが、小さい頃から英語で歌っていたんだとか。

ご両親が聴く洋楽に影響されたそうですが、英語で会話できるわけではないそうです。

でも、先入観なく聴いてみると、一瞬洋楽かと思ってしまうほど、発音が良いですよね。

それでは、そんな彼女が歌う姿をMVでチェックしてみましょう。

ほの暗い部屋の中で前島さんは一人、ベッドに横たわっています。

起き上がったは良いものの、窓の外は雨。

アンニュイな表情の前島さんはぼんやりと窓の外を眺めたりと気の無い様子。

ベッドに座り歌い続けるその姿は何を伝えようとしているのでしょうか。

前島さんはレコードプレーヤーを止め、別のレコードに入れ替えて部屋を出ていくところでMVは終わります。

プレーヤーを止めると同時に流れていた『YELLOW』のメロディーも止まってしまいました。

もしかすると全く新しい世界へと旅立つ様子を表しているのかもしれません。

『YELLOW』が止まったという事は、そのタイトルが意味する「臆病さ」も消え去ったと受け止めることもできます。

部屋を出た彼女には一体、どんな出来事が待ち受けているのでしょう？

もしかして次のMVと連作になるのでは？などと考えてしまいました。

さて、とても物憂げなMVでしたが、歌詞はどうでしょうか。和訳&解説してみました。

冒頭に和訳、その後に解説という書き方をしています。

和訳に関しては独自のものなので違っている可能性もあります。ご了承ください。

“落ち込む

私はアラームを聴く

私はそれをただ聴いている

過去を振り返ると

誰も私に花を供えてくれなかった

ガッカリする

私はあなたの笑い声を聴く

あなたのおかげで私は死んだ

あなたはそのことを知らない”

この歌詞の主人公はお世辞にも明るい気持ちであるとは言えません。

「アラーム」が何を表しているのかはまだ分かりませんが、主人公は身動きが取れない状況のようです。

主人公の状態はまだはっきりとはしませんが、すでに死んだ状態で埋葬されているのでしょうか。

彼女の気持ちは過去を振り返っても変わりません。

むしろもっと落ち込む結果になってしまいました。

自分の墓に花を供えてくれる人がいないと嘆いているのです。

また、自分が死んだ原因となった「あなた」に対して複雑な気持ちを抱いているのは伝わりますよね。

幽霊の復讐が始まる…といった内容の歌詞なのでしょうか。さらに読み進めてみましょう。