恋の甘酸っぱさが詰まった曲
大切だから素直になれない。
じれったくて甘酸っぱい恋心を歌った鈴木愛理さんの『Moment』。
この曲は片想いをしたことのある人ならきっと共感できる歌詞になっています。
特に友達を好きになったことのある人は必聴です。
近しい存在だからこそ、傷つくことも多くなる。
想いを伝えたら、もう傍にいられなくなるんじゃないか……?
そんなことを考えては、憶病になって何も言えない日々が続きます。
素直になれたら……。
そんなふうに恋に悩んだことのある人は、ぜひこの曲を聴いてみてください。
鈴木愛理さんの笑顔に胸キュン
![](https://img.youtube.com/vi/cx-xhPmYCTc/0.jpg)
『Moment』では大人っぽい鈴木愛理さん、カワイイ鈴木愛理さん、どちらも見ることができます。
MVの中で季節は、恐らく秋から冬にかけての肌寒い季節。
澄んだ空気と柔らかな木漏れ日が美しいですね。
寒空の下でも鈴木愛理さんの笑顔を見ると、なんだか心がほっこり温かくなります。
その笑顔はまるで、片想いをしている人の背中をそっと押してくれているようです。
朗らかで、凛としていて、美しい。
まさに理想の女性と言えるでしょう。
歌詞の甘酸っぱさに胸がムズムズとし、MVでは鈴木愛理さんの笑顔にキュンとなる。
『Moment』という曲は、なんだか恋そのものみたいです。
愛しい思いを伝えられない
ここからは、素直になることの難しさが感じられる歌詞について解説していきます。
伝えたい言葉があるのに声に出す勇気がない。
たくさん傷ついて、たくさん悩んで、この曲の主人公は最後にどんな答えを出すのか。
主人公の心の動きにも注目してみましょう。
愛しい気持ちが溢れ出す
愛しいと思えば思うほど
素直でいられたらと願うよ
So 一瞬を永遠に Change for real
気持ち伝えられたなら…
出典: Moment/作詞:栗原暁(Jazzin'park) 作曲:久保田真吾・栗原暁(Jazzin'park)
イントロで歌われるこの歌詞。
「愛しいと~」の歌詞は、イントロ以降もサビで繰り返し歌われます。
胸の中で溢れ出す愛しい気持ち。
それがこの曲で歌われていることのすべてなのでしょう。
愛しさは時に切なさを呼び、片想いの苦しさを思い出させます。
自分の気持ちに素直になれたら、少しは楽になるのだろうか?
そんなことを考えてみても、愛しいと思う気持ちがある限り切なさも心に居座り続けます。
好きな人と一緒にいられるのはいつも一瞬。
その一瞬を永遠にしたい。
そしていつかは現実のものにしたい。
その願いさえも、声に出すことは叶わないようです。
好きな人は”友達”
打ち明け話 後悔の予感
あの人の名前出てくるたび
友達のフリすればするほど
自分に嘘つけない…
出典: Moment/作詞:栗原暁(Jazzin'park) 作曲:久保田真吾・栗原暁(Jazzin'park)
主人公の好きな相手は”友達”。
しかも恋の相談をするほど仲の良い友達みたいですね。
それにしても、片想いの相手から恋の相談を受けるなんて……。
主人公の心情を想像すると、胸が痛みます。
きっと主人公は必死で友達のフリを装って、親身に話を聞いてあげているのでしょう。
だけど応援なんて絶対できない。
その気持ちが最後の「自分に~」の歌詞に表れています。
好きな人が好きな「あの人」。
主人公は「あの人」の名前を聞くだけで、泣きたくなるような痛みを感じているはずです。
苦しいだけの恋なんてしたくない
傷つくこと
少し慣れてきたと思ってたけど
ただ苦しいだけ そんな恋なんて
絶対にしたくない
出典: Moment/作詞:栗原暁(Jazzin'park) 作曲:久保田真吾・栗原暁(Jazzin'park)
傷つくことに慣れた。
そんなふうに感じるのは、きっと友達でいる時間が長すぎたせいでしょう。
友達のフリを続けていくうちに、だんだん心の痛みに鈍感になってしまった。
しかし、それは痛みがなくなったわけではありません。
自分に嘘をついている限り、常に痛みは付きまとうもの。
それは主人公も気づいている様子です。
だから「苦しいだけの恋なんてしたくない」と言います。
せっかく芽生えた恋心。
それを自分の心の中だけで終わらせるなんて切なすぎます。
そう思ったのなら、やはり自分の気持ちに素直になるしかなさそうですね。