鈴木愛理 Break it down

鈴木愛理【Break it down】歌詞の意味を解釈!二人はどんな関係?「半端な言葉」の真意に迫るの画像

鈴木愛理さんが「Break it down」を2019年12月にリリースしました。

明朗快活な印象の彼女ですが、本曲もパワフルでノリがよい彼女らしい一曲です。

また本曲はOfficial髭男dism楽曲提供したことでも話題になっています。

彼らのことをまだあまり知らないという人は、下のリンクからチェックしてみてください。

ドラマ主題歌を機に人気急上昇中のOfficial髭男dism。今回は彼らのプロフィールからバンドの素顔、人気の楽曲について触れていきます!

「Break it down」は演奏にも彼らが参加したとあって、完成度の高さは折り紙付き。

今回発表された曲は、彼女の2ndアルバム「i」に収録されています。

2018年6月にリリースされた「Do me a favor」から約1年半ぶりのアルバム

MVを見れば分かりますが、彼女は歌声もダンスも別人かと思うほどに洗練してきています。

前回のアルバムから、1枚も2枚も皮がむけた彼女の実力を一緒に見ていきましょう。

歌詞解説スタート

恋は心の病み?

Ah 冴えない人だった
そう言い聞かせてfake me out
はやる期待には蓋をして
Ah 気分を変えなくちゃ
ロックな音にEQ Up
心の病みを埋もれさせて

出典: Break it down/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

彼女はどうやら、誰かに恋をしているようです。

それもおそらく一目惚れです。

しかし、理性では彼に恋をしていないと言い聞かせています。

“fake me out”とは自分を欺くという意味ですね。

自分の興味を彼ではない、他に向けようと音楽を聴いたりと必死です。

ちなみにEQとは心の知能指数のことです。

心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指す。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/心の知能指数

彼女は感情がコントロール出来なくなってきているようです。

そしてここが重要ですが、彼女は恋のことを“心の病み”と表現しています。

恋愛にトラウマを抱えていることが分かります。

love song

言葉と逆を行く私のイヤホンは (歌い出したlove song)
もしもとか淡い事考えだしそうで怖いな
もうそろそろ夢見がちなメロディーはやめよう

出典: Break it down/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

言葉とは彼女の理性の部分。

理性とは裏腹に、彼女の本能は彼に恋をしたと歌っています。

「もしかして彼も私のことが好きかもしれない」

そんなことを考え始めています。

しかし一方で“love song”は、恋愛はもうやめようと否定してきます。

ただ、彼女は分かっているはずですね。

もう恋は始まってしまったということに。

Break it down

半端な言葉の意味とは?

Break it down it down it down
そしてwake me up wake me up
甘い音で惑わせないで
Break it down it down it down
そしてwake me up wake me up
半端な言葉は要らない!

出典: Break it down/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡

「Break it down」の構成が、ここまでで見えてきたと思います。

これまでのパートで、彼女の理性と本心は交互に出て来ていました。

彼女はどっちに従えばいいのか、自分でも分からなくなってきているのです。

そしてそれはこのパートでも続いています。

英語の歌詞は彼女の本心でしょう。

対して日本語のパートは理性であり、彼に対しての発言のようにも見えます。

“break it down”は“障害を取り除いて”と訳されます。

障害とは彼女の理性。

つまり、彼のほうからもっと積極的に来て欲しいと歌っています。

言葉では嫌だと言っていても、実はアタックしてきて欲しいのです。

乙女心は難しいですね。

歌詞の中でもう1つ気になるのが“半端な言葉”の意味。

彼が彼女のことを、好きだと匂わせるようなこと言ったのでしょう。

しかし、彼女には恋愛にトラウマがあります。

過去の恋愛で、向こうも好きだと勘違いして痛い思いをしたことがあるのです。

歌詞の“はやる期待”や“淡い事”、“夢見がち”などからも、そのことが見て取れますね。