そしてサビです。

ここで、テーマとなっているBlack or Whiteの内容が明らかになります。

「裏と表」を「Black or White」と表現しているようです。

「Black or White」の意味が明らかに!

偽りの仮面巧みな嘘が蔓延る世の中、本物だけを見極めよう。

偽物はもううんざりだ

というような熱いメッセージが込められています。

この世は極端で、「黒」「白」の2色しかない。

それがわかれば十分。中間の色なんて見なくていいのだ。

そんなパンクロック精神も感じられるテーマです。

アルバムタイトルとも繋がっています

「Black or White」のような、硬派な楽曲がトップを飾るアルバムです。

なぜこの楽曲が1番目になったかというと、アルバムタイトルからして何となく理解ができます。

アルバムタイトルは「BACK TO THE MIXTURE」。

どうやらミクスチャーの原点に戻れ、という意味ではないようです。

音楽のジャンルに囚われずに、好きな音楽なら何でもやりたいんだ

ミクスチャーでやっていこう、という意気込みのように感じます。

ジャンルなんてどうでもい。真実か否かその音楽が本物か否か、だけで良い。

と、言っているようにも思えます。

KNOCK OUT MONKEYが作り上げた音楽

バンド結成当時を振り返ります

KNOCK OUT MONKEYの結成は2001年。

巷では、ミクスチャー全盛期の時代だったのではないでしょうか。

RIZEDragon Ash、BACK DROP BOMBなど。

メジャー・インディーズ問わず、多くのミクスチャーバンドが頭角を現しだしました

まさに、ミクスチャーのレッドオーシャンの時期と言えましょう。

そんな最中に結成し、現在もなお活動を続けているのは相当すごい事です

芸能界と同じくらい流行り廃りのスピードが速い音楽業界ですからね。

なぜ、今も昔も変わらずに幅広いファンから支持され続けているのでしょうか。

長い間ファンから支持される秘訣

長く支持されている秘訣は、とにかくジャンルには囚われずにやりたい音楽だけをやり続けてきたからでしょう。

ラウドロック、メタルやレゲエ、ヒップホップなど。

それらのジャンルはミクスチャー全盛期にぴったりはまったのでしょう。

ポイントは、ただミクスチャーバンドの真似をするだけではなくバンド独自の織り交ぜ方をした事。

「これをこう使ったらかっこいいよね」という、オリジナリティある発想ジャンルの垣根を飛び越えていたのでしょう。

それが「ミクスチャーが好き」という人だけではなく、「KNOCK OUT MONKEYだから好き」というファンを増やしました。

今回のアルバムタイトルとなった「BACK TO THE MIXTURE」。

決して昔みたいなミクスチャーをやろうとしているわけではありません。

これがKNOCK OUT MONKEYのミクスチャーだ、という事を見せつけてくれた気がします。

アルバムのジャケットデザインも見逃せません

【KNOCK OUT MONKEY/Black or White】MV解説!白黒の音楽バトルに圧倒!の画像

それにしても、このアルバムのジャケットのデザイン素敵ですよね。

海外のミクスチャーバンドを彷彿させるような色使い。

タグ文字のようなフォント。そして、カセットテープラジカセ…。

音楽好きな人ならば、愛しさを感じずにはいられません。