「innocence」の歌詞の世界を解説

運命に翻弄される主人公の姿

innocenceの意味は「潔白」「無罪」

亜人のストーリーにも繋がっていきますが、どうやっても抗えない運命に翻弄されていく主人公の姿を感じますね。

そういったことも踏まえて、歌詞の解釈をしていきます。

その椅子にいつから座っていたんだろう
配られる定めを飲み下していた
鈍色に煌めく疑心に問いかける 僕は誰だっけな

記憶が嵩む程に汚れた靴
目を覚ます度に落ちる砂時計
手に入れた数だけ失うという決まりきっていた事
とても認められないだろう

出典: innocence /作詞: 松本 大 作曲: 松本 大

運命というものは自分で決められないもので、そこに意志は働きません。

決められた時間に落ちてくる砂時計は、その事を良く表現していますよね。

僕が僕じゃない誰かを生きる権利も
終わりを振り払う資格もなかった
息が続く間は自由でいさせて
揺るぎない心が捉えた日々の上から

出典: innocence /作詞: 松本 大 作曲: 松本 大

自分じゃない人生を生きたくなるときがあります。それでも自分として生きていくしかないんですよね。

限られた時間だからこそ、生きている間の自由を手にしたいということでしょうか。

運命は自分では動かすことのできない、圧倒的なものだから。

終わりの次に何も無いなら
戻らない日々はどこへ還るのだろう
いずれ訪れる終わりは ただ何も残さず終わるのかな

出典: innocence /作詞: 松本 大 作曲: 松本 大

終わりとは“死”をイメージさせるものなのでしょうか。

生まれるのも死ぬのもまた運命です。

この日々が定めから放される事はない
それでも この意志は消えたりしない
最果てまで ずっと脈を打ち続ける
答えのない日々が正しくある為に

出典: innocence /作詞: 松本 大 作曲: 松本 大

僕がここで生きる意味 意志 答え 未来
呼吸を繋いでいく僕だけにあった
誰に聴こえなくとも掲げて 示すさ
揺るぎない心が迎える明日の上から

出典: innocence /作詞: 松本 大 作曲: 松本 大

運命に流されていく自分と、その流れに逆らうような強い気持ち。

溢れる思いを外側に向けて表現しようとしています。

運命は変わらないけれど、声を上げることを止めない。

【innocence/LAMP IN TERREN】歌詞・MVを解説!映画「亜人 -衝突-」の主題歌の画像

「innocent」の歌詞を聞くと、生まれてから死ぬまで、人生ははじめから決まっているような気がするんですよね。

その決められた中で、人はそれぞれの表現をする。

そして、どんな生き方をしても、死ぬ時は潔白だ。

松本さんは歌詞の中でこういう事を言っているのかなと思いました。

「innocence」のMVを観よう!

歌詞の世界観がわかったところで、innocence のMusic Videoを観てみると、よりイメージが湧いてくるように思います。

では、MVをご覧ください!

歌詞の中にも「椅子」が登場してきますが、この椅子のある森って、かなりLAMP IN TERRENのイメージにはまりますよね。

色のない世界にポツンと置いてある椅子に座る、表情の見えない松本さん(と思われる)。

激しい演奏シーンとの対比で、静かな世界が表現されています。

また、ピアノの演奏シーンも印象的ですね。

LAMP IN TERRENを聴こう!

いかがでしたか?

LAMP IN TERRENの歌詞や映像の世界観、伝わりましたでしょうか?

現在LAMP IN TERRENは残念ながら活動休止中ですが、今は曲を聴いて復活を待ちましょう

復活後初のライブ2018年8月19日 日比谷野外大音楽堂だそうですよ。

ファン待望の熱いライブになりそうですよね。

是非ともLAMP IN TERRENライブに足を運んでみてくださいね!!