MVには、よのっしーの正体や誕生秘話が描かれています。
よのっしーは、故郷である与野市の高架下にあった中華料理店で生まれました。
その正体は小籠包の妖精。
ついに暴かれたこのよのっしーの正体には、今まで知らなかったと驚くファンも多くいました。
愛する故郷の中華料理店で、よのっしーは故郷の住民に囲まれ温かい日々を過ごします。
よのっしーの心の中には、ここで見た市民の笑顔がずっと消えずに残っているのです。
愛する与野市の家、愛する与野市の市民。
それを、よのっしーは失ってしまうこととなったのです…。
立ち上がるよのっしー
浦和市、大宮市とともに合併吸収され、さいたま市という1つの市となることが決定した与野市。
与野市がなくなってしまう。そんな悲報を耳にしたよのっしーは、戦いのために立ち上がります。
目的は他でもない、与野市の存在を残し、与野市を守るためです。
戦うため、よのっしーは機関銃を手に取ります。
ゆるキャラと機関銃というなんともアンバランスな組み合わせ。
本来、ゆるキャラとして人々を癒す存在であるよのっしーにそぐわないアイテムです。
しかし、よのっしーは世間体やイメージなどをすべて捨て、与野市のために戦おうと機関銃を手に取ったのです。
よのっしーの奮闘
よのっしーは、与野市のために仲間を引き連れて戦いを挑むのです。
汚れてボロボロに傷ついても、よのっしーは戦い続けます。
傷ついた仲間に肩を貸し、背負う姿。
与野市を大切に思い、与野市の人々や仲間を愛する、よのっしーの温かい心が感じられます。
本来、仲間の中でも最も動きにくい存在であるはずのよのっしー。
そのよのっしーが、仲間を支えるほどの勇姿を見せ戦うことができるのは、強い心のためではないでしょうか。
与野市のため、という誰にも負けない思いが、よのっしーを奮い立たせているのです。
7日間戦争
与野市を開放するための独立戦争を仕掛けたよのっしー。
最後まで旗をかかげ、力尽きるまで諦めずに戦い続けます。
与野市のために戦い続けたこの戦争は、「よのっしーの7日間戦争」として歴史に刻まれることとなったのです。
足を引きずり、倒れるまで進み続けるよのっしーの姿には心を揺さぶられます。
大切なもののために戦う姿は、私たちが忘れかけていた熱い魂を蘇らせてくれるのです。
捨て身のよのっしー
命を懸けて銃を手に取り戦うよのっしーは、悪魔の異名をとることになります。
元は妖精として愛されてきたよのっしー。
温かい思い出を持ちゆるキャラとして生まれた身としては、悪魔と呼ばれることの苦しみは相当のはずです。
しかし、たとえ悪魔として歴史に名が残ることになろうと戦いをやめようとしなかった。
そんなよのっしーの勇敢な姿に、MVを観て涙を流した人も少なくありません。
終わらない戦い
MVの最後は、よのっしーの戦いはまだ終わっていないというメッセージで締めくくられます。
力尽きるまで戦ったにも関わらず、まだまだ立ち上がろうとするよのっしー。
よのっしーの与野市への気持ちが消えない限り、戦いは終わらないのです。
消えない思い出
このMVで印象的なのが、中華料理店での市民の温かい笑顔を描いた絵が燃やされてしまうシーン。
与野市が消滅するということは、つまりは市民の温かい笑顔や馴染みの場所までも失ってしまうこと。
よのっしーにとっては、それほど悲しい出来事なのです。
しかし、絵が燃やされようとも立ち上がるよのっしー。
なぜ、ここまでの悲しい状況でも立ち上がることができたのでしょうか。
それは、たとえ絵が燃やされようと、市が消滅しようと、よのっしーの心の中には消えない思い出があるからです。
市民の笑顔も、妖精としての思い出も、故郷の中華料理店も、すべてよのっしーの思い出の中で生き続けます。
その思い出があるかぎり、きっとよのっしーはいつまでも与野市のために立ち上がり続けられるのです。