Fighting Gold自分の道を
信じた者だけがいつか輝ける
命の限り
出典: Fighting Gold/作詞:及川眠子 作曲:大森俊之
「Fighting~」は、サビ冒頭とタイトル名に用いられている言葉です。
日本語で黄金の精神を意味しています。
黄金の精神は、ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場するジョースター一族が受け継いできた特別な因子です。
ジョルノの身体には、ジョースター家の血が流れ、黄金の精神が授けられていました。
「Fighting~」に続くフレーズは、ジョースター家の人々とジョルノが生まれつき持っている特質を描写しています。
そして、両者の関係性を暗に示しているのです。
自身の正義を信じ、突き進むジョルノの姿が脳裏に浮かびます。
悪の一面を推測できる
神にも逆らい戦い続ける
出典: Fighting Gold/作詞:及川眠子 作曲:大森俊之
歌詞の「神にも~」は、神に背くほどの強い覚悟だけでなく、ジョルノのアンチヒーローの要素を表しています。
曲の後半部分の詞からは、独断で善悪を見極め、自分の裁量で行動しているジョルノの生きざまが読み取れます。
この生きざまは、父親ディオ・ブランドーから譲り受けたものです。
ディオは、高いカリスマ性を持ち、悪の帝王として君臨していました。
ディオの遺伝子を受け継ぐジョルノは、神の逆鱗に触れる可能性をはらんでいたのです。
その危うさが歌詞から伝わってきます。
先人の意志を胸に秘めて
曲の最大の盛り上がりとなる部分は、ジョルノのルーツが綴られています。
ジョルノに祖先のアイデンティティが宿っていることを印象づけているようです。
不屈の魂たちよFighting Gold
出典: Fighting Gold/作詞:及川眠子 作曲:大森俊之
「不屈の~」は、信念を曲げないジョルノに深く関与している人々ではないかと推測できます。
しかし、魂という言葉が使われているため、現世に存在していない人物を指しているのでしょう。
ジョースター家の精神を守り続けてき先人たち。大勢の悪党を司っていたディオ。
そして、彼らと激闘を繰り広げた猛者が「不屈の~」に含まれています。
過去からの脱却
仲間との絆が未来に向かう勇気となる
誰も知らない未来へ揺るぎない絆と
出典: Fighting Gold/作詞:及川眠子 作曲:大森俊之
未来のことは誰にも分りません。
不安と恐怖が交錯する中、未来に向かっていきます。
しかし、強固な絆があれば、助け合いながら前進できます。
かつては他人に触れることが怖かったジョルノですが、裏社会で絆と呼べる信頼関係を構築していきました。
上記の1フレーズだけでも着実に成長している映像が思い浮かべられます。
過去を原動力に踏み出す
傷だらけの覚悟をまた抱きしめて歩きだす
出典: Fighting Gold/作詞:及川眠子 作曲:大森俊之
幼少期のジョルノは、心と体が幾度となく痛めつけられました。
裏社会で希望を見つけた瞬間、過酷な環境を耐え抜いて脱却した経緯が自信へと変わったのです。
辛かった少年時代の思い出は、「覚悟」と呼べる名誉の負傷のようなものになったのでしょう。
「また~」は、立ち止まりそうになってしまう時に過去を噛みしめ、原動力としている様相を描き出しています。
ジョルノは、負傷して痛みを知るたび、人間的に強くなり、新たなステージへと向かう力を得ているのです。